感動を呼ぶ永遠のフレーズ
結婚式の光景が浮かぶ
いつかお父さんみたいに大きな背中で
いつかお母さんみたいに静かな優しさで
どんなことも越えてゆける
家族になろうよ
出典: https://www.uta-net.com/song/112355/
そして、この後にあまりにも有名なあのサビへとつながります。
両親への手紙をイメージしたセリフは、女性目線だからこそ輝いています。父と母を出すことによって「家族」の意味が鮮やかになっていますよね。
結婚式での光景も浮かんでくるような言葉です。
父=大きな背中、母=静かな優しさ
定番ともいえるイメージでもありますが、逆にわかりやすいからこそ、心にじわっとしみ込んできます。ここで奇をてらわずに、普通のわかりやすい言葉で語る。こういうところがソングライター福山雅治の巧みさだと思います。
あまりにも優しいPV
世代を超えるラブソング
この「家族になろうよ」のPVでは、小さな男の子が登場しています。
実にさりげない、素朴なPVですが、その素朴さが「家族」の意味を深く感じさせてくれます。またその背景にある東日本大震災の悲劇も読み取ることが出来ると私は思います。
悲劇を踏まえてシンプルな作りにされたPV
結婚ソングのPVとしては、この「家族になろうよ」は非常にシンプルな作りです。
歌詞から考えれば、父、母、あなた、いろいろな登場人物がいてもおかしくはないですし、彼のPVなら実力ある監督がたくさんの登場人物を使って、感動を呼ぶものを創るという流れがあって当然のことだと思います。
しかし、あえて登場人物は福山雅治と少年のみ。
登場人物を二人だけにし、シンプルな作りにしたことによって、リスナーそれぞれの連想力が高まります。
現代は、家族の形がいろいろと変わり始めている時代。まして、この歌は東日本大震災という大きな災害の後に作られました。
大切な家族を失った人たちがたくさんいる中で、あえてシンプルな作りにこだわったのだと思います。
家族になるという本当の意味
いつかあなたの笑顔によく似た男の子と
いつかわたしと同じ泣き虫な女の子と
どんなことも越えていける
家族になろうよ
出典: https://www.uta-net.com/song/112355/
これはこの歌の結びです。
この前に、祖父母が出てくるので、この歌は三世代を歌っているわけです。
「貴方と私」という一対一の対応ではなく、もっと大きな繋がりこそが「家族」である。
こういうことを彼は語っているんですね。
だからこそ、この歌が結婚ソングの定番となりえるわけです。
最後に、メロディーの素晴らしさについても言及しておかなくてはいけませんね。
アルトサックスで吹かれた動画がyou tubeなどによく見られますが、インストゥルメンタルで聴いても心を打つメロディーです。
まさに美しい永遠の結婚ソングです。
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