生まれた場所を間違えたなら それで楽になれるはず
それなのにどうしてかな 生まれたワケが欲しくなる
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
自分を納得させるために、何か理由が欲しくなることがあります。
自分に言い聞かせているように受け取れる歌詞ですね。
もしそうでなければ自分を否定するしかなくなってしまいます。
だから、楽になれるはずと歌っているのでしょう。
それなのに、本心は自分の生まれた場所を求めてしまう。
こんな感情って生きているとありますね。
特に自分が必死に生きているのに否定された時や結果が出ない時など。
自分の存在意義が欲しくなるのは人間の性ですね。
リアルとスリル
だから僕ら 産声をあげながら 明けない夜を走れ
リアルなんかいらない 二度とないスリルをつかんで
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
そんな気持ちを抱えるからこそがむしゃらに夜を走るのです。
それも"明けない夜"を走ります。
どんな夜でも必ず明けるとよく聞きますが、ここでは明けない夜です。
なぜ明けないのでしょうか。
それは、ひたすら暗い道を行くしかないからです。
リアルとスリルという表現がまた面白いです。
現実の世界ではなく、一度しかないスリルを求める。
そんな風に挑戦する意思を感じます。
歌詞の内容に迫る!【後半】
あきらめたくない気持ち
わずかにくすぶる火花を あきらめきれずに握りしめたまま
焦げ付いた思い出たちを 振りほどくように歩いていく
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
自分の心の奥では本当は炎が燃えています。
くずぶっているけれど、このままでは終わらせない感じが出ています。
やはりあきらめきれないのです。
自分の中で悔しい思いもしてきました。
そんな思い出を"焦げ付いた"と表現しています。
過去の自分をふりほどいて前進していく感じが伝わりますね。
壊れたおもちゃたちのサーカス どうぞ笑ってください
これはマジな戦いです だからどうぞ笑ってください
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
ここは少し投げやりな感じが出ています。
壊れたおもちゃとはこの世の人々、そして自分を指しているのでしょうか。
綺麗でもなければ、正確でもない。
だけどそれは本気の戦いです。
本気なものは等身大で全力なのです。
だからどんな姿であろうと、全身全霊で戦う自分を笑ってくれてかまわない。
ダサいと思われても構わない。
そんな熱量を感じます。
そう、恥ずかしさも捨てて全力で立ち向かいリングに立つのです。
人間の美しさは、こんな強さをみた時に感じるのかもしれません。
絶望から希望へ
世界中が敵だらけの今夜に 感謝するよありがとう
スパンコールの雨でふやけた真珠をばらまいて
この心臓を燃やせば
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
世界中が敵だらけと感じることもあります。
自分には味方がいない。
でもそんな夜に感謝をしています。
スパンコールの雨とは、エンターテイメントな場面を想像させます。
まるで舞台の上で、雨に濡れながら自分を俯瞰している感じですね。
自分の心臓を燃やすことで、全力で生きます。
いつか僕ら それぞれの咲き方で 誇らしく散れるなら
それでいいと思った それがすべてだと思った
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
答えなどなく、自分らしいやり方で花を咲かせることができたのなら本望。
自分に与えられたカードの中で自分らしく咲き誇ることがすべてです。
そんな風に自分の人生に納得感を与えています。
周りの環境や他人のせいにしない、自分に責任を持って生きる。
カッコイイですね。