石崎ひゅーい【Flowers】歌詞の意味を考察します!
どんな曲なのか【楽曲紹介】
石崎ひゅーいの新曲「Flowers」が2020年11月にリリースされました。
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
映画ではボクシングを通して3人の男性の人生を描いています。
主題化にふさわしく、歌詞の内容もパンチの効いた内容です。
何度負けても立ち上がり、戦い続けることに意味がある。
そんな映画の題材とリンクしています。
作詞作曲は石崎ひゅーいが行っており、彼らしい世界観が感じられます。
彼の楽曲は個性的で、メッセージ性が強いものが多いですよね。
MV紹介【美しい映像】
MVが公開されています。
サムネイルは花がモチーフになっていて素敵ですね。
このMVは全体的に芸術的な印象を受けます。
色彩が非常に綺麗で、映像美が素晴らしいです。
手がけたのはNasty Men$ahです。
沢山のカットを組み合わせていて、楽曲とリンクするところが気持ちいい。
赤い花が散りばめられた中に椅子を置き、そこで歌う姿。
対照的に黄色の服を来た女性と、人々。
色の対比が美しい作品になっています。
1つの芸術になっているので、楽曲だけでなく映像作品としてもクオリティが高いです。
カットが多い中、映像のつなぎ方が絶妙ですね。
緑の森の中で歌う姿も、赤い衣装とマッチしています。
終盤には女性がダンスをしているのですが、そこも表現力がすごいのです。
楽曲のテーマ
花/Flowers
題名の通り花をテーマに歌っています。
Flowersとは、複数形の花を指しています。
なぜ複数形かは楽曲に込められたメッセージを読み解くと理解できます。
花は様々な場面で取り上げられる題材ですが、表現の仕方で変化しますよね。
花にも多くの種類がありますし、受け取り方も様々です。
花瓶に挿している花でも、花屋で売られている花でもありません。
この楽曲では路上に咲く花を人間に例えているのです。
伝えたいメッセージ
花に比喩していますが、生まれ落ちた場所は選べない花でも賢明に生きていく。
自分がいる場所から逃げ出したくなっても、向き合って突き進んでいく。
人生とリンクする箇所が多いこの楽曲の1つ1つの単語や意味を感じてみてください。
伝えたいことはシンプルですが、その表現の仕方が素敵なのです。
夜が明けない理由、敵だらけの今夜に感謝する意味を歌詞をひも解いてみてみましょう。
歌詞の内容に迫る!【前半】
今の自分がちっぽけに感じる
僕らは路上に咲く花 聞こえているなら 返事をください
忙しない街のノイズに ぼやけていく夢を抱いて
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
花を自分たち人間に例えています。
路上でひっそりと咲く花ですが、誰かに訴えたい。
しかし、街のノイズにうもれていきます。
小さな叫びや気持ちがなかなか届かない感情が表現されていますね。
本当は自分の中には夢があるのに、この現状に若干諦めている感じが出ています。
天井を見つめる目から なにげなく落ちるなみだがやまない
カラカラと回る地球儀 あてもなく吹き荒む風
出典: Flowers/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
このフレーズは感慨深いですね。
天井を向いているのに、涙がぽろぽろ落ちてくるのです。
地球儀が回る様子も、どこか虚しい感じを受けます。
どこか寂しくて、切なさを感じる2行です。
いつかの自分とリンクする方もいるのではないでしょうか。