ぼくの手の中にきみの手があることが幸せ
現実こそ夢だらけ
出典: 80億分の1/作詞:ソナーポケット 作曲:ソナーポケット・KOUGA
対等じゃないかもしれないと、彼女との関係に不安を抱く「ぼく」。
そんな彼を励まして、彼女は彼の手を握ったのかもしれません。
「ぼく」の手の中には、「きみ」の柔らかく温かな手があります。
愛する人の温もりを感じられること以上に、必要なことはないのではと思わせてくれる気がします。
事実は時に、物語に描かれるよりも非現実的だったりするものです。
彼もそのことを、大いに実感しているのではないでしょうか。
笑えるほどに奇跡的なめぐり逢い
80億分の1から
巡りあえた奇跡なんだよ
忘れないようにしなきゃね
80億分の1とか
笑えるけど
きっときっと運命なんだろう
出典: 80億分の1/作詞:ソナーポケット 作曲:ソナーポケット・KOUGA
サビの部分では再び、80億という数の中から「きみ」に出会えた喜びが歌われています。
どこにでもある出会いにも、きっと奇跡があります。
笑えるほどの数なわけですから、運命が引き合わせてくれなければ出会えなかったかもしれません。
これだけ世界に人が溢れている中で、これだという人に巡りあえたのですから。
付き合うようになったり結婚したりすると、そんな奇跡が記憶から薄れていくことが多いです。
いつまで経っても、出会いの奇跡を覚えておけたらきっと幸せでしょう。
誰かを想うそんな初々しい気持ちを、このパートの歌詞が思い出させてくれるような気がします。
ぼくときみが進んで行くこれから
MVの中では、かつては同僚同士だった2人が結婚式を挙げるシーンを迎えます。
「きみ」と1つの区切りを迎えた「ぼく」は、何を思うのでしょうか。
恋する気持ちをいつまでも忘れない
3年後も30年後も
一緒に恋愛ドラマを見て泣こうね
何回でも何万回でも
出典: 80億分の1/作詞:ソナーポケット 作曲:ソナーポケット・KOUGA
愛する人と結ばれる結婚は、間違いなく喜ばしいことです。
しかし、1つの節目を迎えてしまうと、その後の関係が平凡になってしまうこともあるのです。
夫婦仲がマンネリ化してしまい、「何でこの人と…」と互いに思うようになる可能性もあります。
そうならないための秘訣はずばり、いつまでも相手に恋し続けることではないでしょうか。
その気持ちを忘れないようにするための手段が、この曲では「恋愛ドラマ」になっています。
フィクションではあっても誰かの恋模様に一喜一憂して、それを自分たちにも照らし合わせるのです。
恥ずかしさもあるだろうけど、2人の気持ちをいつまでも新鮮にしておくのには役立つのだと思います。
すぐ先の未来でもずっと先の未来でもそうしていられたらという願いを、歌詞から読み取ることができます。
2人なら頑張れる
見えない明日をふたりで乗り越えよう
大好きだよ
出典: 80億分の1/作詞:ソナーポケット 作曲:ソナーポケット・KOUGA
日々を過ごすということは、見えない未来に立ち向かうことの連続だと思います。
1人では心細くても、2人いれば決して難しいことではないでしょう。
乗り越えたものの数だけ、2人の絆も深まります。
「大好き」というシンプルな愛の言葉が、それを後押ししてくれるように感じられます。
ただきみが好きだと言いたい
【80億分の1】という曲の最後を飾るのは、やっぱり「きみ」に出会えたことを喜ぶ歌詞です。
冒頭やサビ部分で歌われてきたのと、同じ歌詞ではあります。
それこそこの曲に込められた思いであり、だからこそ最後にも伝えたいのです。
80億人の中から見つけた「きみ」という大切な人に、「ぼく」は永遠の愛を誓います。
誰かをそれほどまでに愛せるということは、きっと素晴らしいことに違いありません。
そして同時に、それほどまでに想われることもまた、間違いなく素晴らしいことなのでしょう。
【80億分の1】は巡りあいの奇跡を思い出させるラブソング
【80億分の1】で「ぼく」と「きみ」の間に起こったことは、何も特別なことではないのかもしれません。
1人と1人が惹かれ合って恋をするということは、この世界で毎日のように繰り広げられています。
ソナーポケットの3人は、何も特別な恋について歌いたかったわけではないのでしょう。
どこにでもあるような些細な恋も、信じがたい奇跡があってのことだと言いたいのではないでしょうか。
この広い世界の中で誰かに巡りあうことは素晴らしいことだと、思い出させてくれるような気がします。
結婚式にも使いたい【80億分の1】でしたが、ソナーポケットのプロポーズソングもおすすめですよ。
【ai】もまた共感できる愛の形を描いた、胸がキュンとなるラブソングです。