アイドルの人間らしい内面が見える「誇り高きアイドル」
若者世代に人気のクリエイターユニットHoneyWorks。
そんなHoneyWorksがプロデュースした女性アイドルがmonaです。
monaは「告白実行委員会~アイドルシリーズ~」で「成海萌奈」として登場しています。
声優の夏川椎菜が演じるmonaは努力家で明るい性格なところが魅力的です。
そんなmonaの1stアルバム「#名前だけでも覚えてって下さい」に収録されているのが「誇り高きアイドル」。
なんとなく遠い存在のように感じるアイドルも1人の人間です。
傷ついたり弱音を吐いたりすることだってあります。
美しく見える裏側には見えない努力がある。
アイドルとしてなかなか言えない本音を歌詞にのせ、心の内をさらけ出しています。
全ての人に当てはまる人間らしい1曲。
一生懸命に生きる人の心に刺さること間違いなしです。
周りからの目
不安な気持ち
私のこと知ってますか?
可愛く見えてますか?
私の歌どうだろうな
うまく歌えてますか?
衣装だとかメイクだとか
可愛く見えてますか?
振付とかファンサとかも
喜んでもらえますか?
出典: 誇り高きアイドル/作詞:shito,Gom 作曲:shito
自分が周りからどう見えているのか不安が見られます。
変じゃないかな?
うまくできているかな?
みんなに喜んでもらえるようなアイドルになれているのかな?
そういった他人からの評価は活動していく上で切っても切り離せません。
かわいさを保つためには化粧や服装の研究。
ファンを魅了するためのダンスや歌の練習だってもちろん精一杯しています。
そうやって日々努力しているからこそ、気になるのです。
自信がない
自分を見て元気になってほしいし喜んでほしい。
自分の中の理想とするアイドルを目指してがんばっているつもりです。
しかし自分に自信がありません。
本当にこれでよかったのか、ファンは満足してくれたのか…。
葛藤している気持ちが感じられます。
アイドルは誇り
手は冷たくなって足は震える
それでも戦いたい
アイドルだから
出典: 誇り高きアイドル/作詞:shito,Gom 作曲:shito
ステージに立つ前はいつも緊張します。
何回やっても慣れないし、不安に押しつぶされそうになるときも。
それでもアイドルを辞めたいと思ったことは1度もありません。
いつも自分を奮い立たせて自分自身と戦っているのです。
それは決して無理をしているわけではありません。
自分の活動に誇りをもっていて、何よりアイドルが大好きだからできること。
好きだからがんばれる。
そして好きだから戦えるのです。
1人の人間として
本音
バカにする奴は嫌いだ
見下されるのも嫌いだ
“アイドルなんか”という言葉を
見てもいないくせに言うな
出典: 誇り高きアイドル/作詞:shito,Gom 作曲:shito
メディアの中でしか会うことのできないアイドル。
どこか遠い存在に感じられますが、アイドルも1人の人間です。
批判されれば落ち込むし傷つくことだってあります。
いつもニコニコしているだけだと思われて批判するのは許せません。
そんな人に限ってアイドルとして見えている表面上しか見ていないのです。
これはアイドルだけではなく、会社や学校でも同じ。
素敵に輝いている人の裏には、必ず努力があるのです。
いい部分だけを切り取ってそこだけを見るのは見ていないのと変わりません。
上辺だけではなく、もっと本質を見てほしいのです。