涙に触らせて どこだろう
今痛んだのは どこだろう
あなたは光
出典: コロニー/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
ここで歌われているあなたとは誰でしょう?
この歌はとても個人的な歌であるように思えます。
なぜ歌うのか?
根源に迫りつつ、どこまでもパーソナルです。
"コロニー"とは?
この時期、藤原は間違いなく弱っていたのだと思います。
"コロニー"とは植民地のことですが、この歌の文脈はスペースコロニーを原型とし、胎内回帰的な役割を果たしています。
藤原の音楽は、古典的なアメリカのロックサウンドがルーツですが、この時期はバンドとしてはエレクトリックなサウンドを取り入れようとしていました。
産まれなおしのようなぎりぎりの歌として、この「コロニー」はあったのではないか?
そう筆者は感じます。
人は内界の中で変化する時に、死んだり、生まれ変わったりします。
BUMP OF CHICKENが新しいサウンドを手にするためには、内界の中で、生まれなおす必要があったのかもしれません。
コード譜
「コロニー」を弾き語ることも楽しいかもしれません。
ぜひ新しい自分になるために歌ってください。
BUMP OF CHICKENのその後
「Butterfly」
![](https://img.youtube.com/vi/qVrM-BxWybA/0.jpg)
2016年に発表された『Butterfly』はエレクトリックなサウンドを大胆に導入した曲です。
「記念撮影」
![](https://img.youtube.com/vi/2WY1wrwpd3k/0.jpg)
「記念撮影」は、ギターサウンドとエレクトリックなサウンド、言葉がうまく融合している美しい曲です。
試行錯誤の果てに新しい表現へ向かう素晴らしさを感じます。
誰もが少年期から青年期へ、そしてもっと年齢を重ねていく中で少しずつ変わっていきます。
少年期、青年期の気持ちを捉える歌が特徴的だったBUMP OF CHICKENは変わってしまうのでしょうか?
彼らの表現がどこへ向かうか? 見守りたいですね。
最後に
夜、眠れずに星空を見上げていた少年が見え隠れするBUMP OF CHICKEN。
彼らが年齢を重ねることは、自分たちも年齢を重ねているということ。
少年時代が遠い昔になっても、そこにあった思いを大切にしたいと思います。
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