夢見ろと言ったり踏みにじったり 何信じていいの
素直なその目がまた一つ陰る 勝手な世の中だね
出典: イヤホン/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
1行目の最後のフレーズのように、主人公は自分の人生を人の言葉で惑わされてきたのかもしれません。
だからこそ、「君」がブログに書いていた内容が理解してあげられるのでしょう。
そしてこの1行目からわかるのは、「君」もまた周りの言葉に惑わされて不信になっている様子です。
色々な経験をしながらも私たちは成長し、未来を切り開いていくしかありません。
例え人に惑わされたとしても、最終的にそうなる判断を下したのは他でもない自分自身。
きっとそのことは主人公もわかっているのではないでしょうか。
しかしそうは言っても、それをわからない「君」には、共感してあげることが先決なのです。
2行目の最後のフレーズのように、自分の置かれた環境を少しだけ世の中のせいにしてみる。
そうすることで、「君」の想いを少しでもわかってあげたいと思ったのではないでしょうか。
僕の歌で君を守りたい
届け僕の声 独りで震える君まで もう誰もその心を痛めないように
遠くで奏でた想いが溢れてくよ 小さなイヤホンから
出典: イヤホン/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
「君」がイヤホンで聞いている音楽がもし主人公の歌だったら、きっと君の力になってあげられる。
そんなメッセージがこの歌詞には込められているようです。
会って話を聞いてあげることはできなくても、主人公の歌を聴けばきっと元気になれる。
もしかしたら作詞をした鬼龍院翔さんは、いつも聴く人の気持ちを考えているのではないでしょうか。
この「君」が特定の人を指すのではなく、彼らの歌を聴く私たちリスナーだとしたら…。
きっと人生に疲れてしまった人に、届け!という想いが込められているのかもしれません。
そんな歌で「君」が笑顔になりますように
あぁ君にそんな歌届けばいいのにな
その時は、どうか笑顔に出来ますように
あぁ君にそんな歌届けばいいのにな
出典: イヤホン/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
最後の歌詞は、主人公つまり鬼龍院翔さんの願いでもあります。
小さなイヤホンから、鬼龍院翔さんの「笑顔にしたい」という想いが溢れ、私たちに届く。
そして何かに悩んだり壁にぶち当たっているときはそんな不安を取っ払えるような存在になりたい。
そんな気持ちが伝わってくるようです。
「君」を聴く人すべての人に置き換えると彼の目的が「自分の歌で笑顔にする」だとわかります。
音楽の力を鬼龍院翔さん自身が信じているからこそ書ける歌詞ではないでしょうか。
ご本人映像はこちら♪
ゴールデンボンバー「イヤホン」Live at 横浜アリーナ
こちらは2012年に横浜アリーナで行われたコンサート映像です。
曲も盛り上がりを見せているのでしょう、スティックすら持たないドラマーの存在感がすごいです(笑)
彼らのパフォーマンスではエアー演奏すら辞めだすというのも魅力のひとつなのです。
そして何よりも本気で歌って暴れる様が、一流のアーティストとしての風格を漂わせます。
アーティストを超えたパフォーマー集団といっても過言ではないゴールデンボンバー。
歌詞をじっくり知った後では、このライブで聴く【イヤホン】がさらに胸に響くのではないでしょうか。
まとめ
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
令和になった今、改めてゴールデンボンバーのような不真面目で大真面目なアーティストの存在は偉大です。
今回ご紹介した【イヤホン】に込められていたのは、優しさいっぱいの愛情でした。
街にはイヤホンで音楽を聴いている人ばかりです。彼らが傷つかず、信じるものを見つけられますように。
そんなメッセージを発信する彼ら。
聴く人にとっても、とても心に響く1曲だったのではないでしょうか。
ゴールデンボンバーのおすすめ楽曲はこちら!
いかがでしたでしょうか。
あらゆるジャンルの、あらゆる想いの丈を楽曲に込めることができるゴールデンボンバー。
彼らのアーティストしての才能はこれからもとどまることを知りません。
さらなる活躍を期待したいですね。
最後にもっと彼らの魅力に触れたいという方におすすめな記事を2つご紹介します。