『ゆめくいしょうじょ/米津玄師』の歌詞の意味を徹底解釈！コード＆カラオケ動画も紹介♪　

 お兄ちゃん、自分を責めないで！お兄ちゃんは、馬鹿でも、のろまでもないわ。 馴れていないだけだわ。お兄ちゃんの自己嫌悪は、「悪夢」にすぎないわ。 お兄ちゃんの、辛さ・苦しさも「悪夢」を全部私が食べてあげるわ。 

大丈夫！もう大丈夫！私も、元気になったわ！ やり直しましょう！二人で。そして、小さい時二人で歌ったあの歌を歌いましょう！

『あなたは魅力に満ちている』ブーゲンビリアの花言葉が当たっていると、お兄ちゃんと再会できて心から感じたわ。私の心は、お兄ちゃんへの愛で満ち満ちています。

お兄ちゃん、二人で話し込んで朝になったわ。

お兄ちゃんは、居眠りして眠ってしまったわ。疲れっきってたのね。

夜が明けて来たわ。透き通って美しいの。紫陽花のようです。 紫陽花の花言葉も知っています。「元気な女性」「辛抱強い愛情」「家族の結びつき」です。

お兄ちゃんの、眠る息が静かになったわ。安らかな命が流れていてうれしい！

眠っているのに、朝方、突然お兄ちゃんが、おびえた小さな声を出したわ！耳をふさぐ動作をしたの。震えながら首を横に振っていたわ。 

施設の先生に聞いたの。「悪夢」を見る理由は、「生命の危険を感じたり、嫌なことを経験し続けたりして悪い残像が残っている人が見るそうです。 ある程度疲れて寝てしまって、まどろんで少し意識が戻ったときお兄ちゃんを悪夢が襲うんだわ。

君の思い出も聞かせておくれ！

語っておくれ！きちんと説明できなくていいんだ。曖昧な断片でいいんだ

どうして、そんな強い大きな女性になれたんだ。話してほしい！

機械が溢れて機械に振り回されて、人間の存在が否定されている世界で、次から次へと続く混乱の世界を、君は、平気で飲み干してしまう。

そのあとで、息をはくと　声は澄み切った優しい淡い声に変わってしまう！

自信を失って、人間不信で、あの優しかったお兄ちゃんの本当の輪郭を失っているわ！ そのまま、もっと眠って！お兄ちゃんだけに届く子守歌を歌うわ。 お兄ちゃんの悔しさも、悪夢も全部食べてあげる。 思い出して、自分を責めて泣かないで！お兄ちゃんの涙が胸に迫って、胸が痛いの！

私は、正直に「しょうじょ」に頼んだ。残酷な過去の思い出で、迫ってくる自己嫌悪と後悔の夜も側にいて欲しいと頼んだ。「しょうじょ」は「いつまでも一緒に居るよ」と答えてくれた。

私も、新しい仕事を探し始めた。「しょうじょ」も働きだした。働いて、質素な生活をして、時々あってラーメンを食べた。メールは毎日交換した。経験のない満たされた日々が続いた。

3か月後の給料日の日に、2万円を「しょうじょ」に渡せた。 二人で頑張って、貯金してアパート借りて、結婚しようと俺が言った。

「しょうじょ」は急に正座した。「ありがとうございます。これからも…」続けようとしたが、声が詰まって、泣き崩れた。

二人は海辺に行って寄り添いながらいつまでも海を眺めていた。

私たちは「半身」に巡り合えた。「ゆめくいしょうじょ」は、私に「本当の夢」をくれた。

飲み込むのが怖いほどの美しい光の中で、私たちに美しい淡い色の幸せが広がっていった。