Whenever You Callは第三者視点から見た嵐とファン
ファンにとっての"ひとすじの光"
嵐が2020年9月18日に配信を開始したWhenever You Callは、嵐にとって6作品目デジタル配信シングルです。
この曲が完全英語詞として配信されたのは、同年いっぱいで活動休止する嵐が全世界のファンに向けたからです。
メンバー自身も「聴いてくれた人の"ひとすじの光"になれば」と想いを込めています。
ブルーノ・マーズによって手がけられた楽曲
Whenever You Callは、グラミー賞常連のブルーノ・マーズによって手がけられた楽曲です。
ブルーノ・マーズといえばヒップホップやR&Bといった軽快なリズムが特徴。
そこに聞きやすいポップなメロディを乗せた楽曲が印象的なアーティストです。
そのためダンサブルな楽曲の多い嵐とは非常にマッチしています。
同時公開されたPVは英語歌詞ということもあってダンスがキレッキレ。
非常にかっこいい仕上がりになっています。
今回ブルーノ・マーズがこの楽曲を手掛けるにあたりただ楽曲提供したのではありません。
過去の嵐のライブ映像や楽曲を聴き込んで、感じたことや嵐の想いなどを詞にしています。
その中でも重要だったのが、嵐とファンとのつながりや想いは変わらないということ。
つまり活動休止に向かう嵐とファンとの不変の愛を描いた部分でした。
ブルーノ・マーズの第三者視点でありながら嵐とファンのつながりが感じられる。
そして彼の楽曲らしいリズミカルさも加わり、嵐らしさがあふれる楽曲となっています。
一緒じゃなくたって大丈夫
We don’t have to be together
We could even be a thousand miles apart,oh
This, I promise you forever
I’ll always be the light that gets you out the dark,ooh
出典: Whenever You Call/作詞:Bruno Mars 作曲:Bruno Mars
僕らは一緒にいるべきなんてことはない
たとえ1,000マイル離れていても大丈夫なんだ
ここで、永遠に君に約束する
僕はいつも光となって、君を暗闇から救い出すよ
出典: Whenever You Call/作詞:Bruno Mars 作曲:Bruno Mars
変わらない繋がり
この曲は、互いを思い合っていれば距離など関係ないという言葉で始まります。
愛する者同士であれば、常に一緒にいたいと思うのが人間の性です。
でもお互い自分のやりたいこと、するべきことが違えば離れることになってしまうのは必然。
この年、嵐はグループとしての活動を休止します。
これからは今までと同じ様な形でファンと歩むことはできなくなるのです。
しかし僕らは思い合っているからたとえ形が違ってもどれだけ離れていてもお互いに大丈夫。
そんなことを歌い出しの大事な部分で伝えているのです。
光であり続ける
そしてファンに希望を与える存在でい続けるんだという約束をします。
いくら大丈夫と言われても、変化に不安をいだくことは当然です。
お互いすすむ道は変わっていくけど、嵐としての楽曲や映像作品は消えません。
さらにメンバー自身が、様々なメディアでファンを元気づける光でありつづける。
そうすることでファンに寂しい思いはさせないんだということをこの楽曲を通して約束します。
ただそのためにはいつまでも輝き続けなくてはいけません。
ファンのために形を変えながらも輝き続けなくてはいけない。
そんな難しい選択を嵐のメンバーが自身に課していることがここからは感じられます。
障害などない
No matter the time
No matter the place
There’s nothing in this world That could stand in my way
出典: Whenever You Call/作詞:Bruno Mars 作曲:Bruno Mars
どんなときでも
どんな場所でも
この世界に僕の道を阻むものは何もない
出典: Whenever You Call/作詞:Bruno Mars 作曲:Bruno Mars