子供も大人も聴いて歌った『おしりかじり虫』
子供たちに沢山のポジティブな歌を提供してくれるロングセラー番組。
『おしりかじり虫』はそこで誕生しました。
人気の秘密はNGワードだから
「おしりかじり虫」はNHKの歌番組『みんなのうた』で2007年から放送されている楽曲、曲中に登場するキャラクターの名称である。 放送が開始されると幼稚園児や小学校低学年の子供達を中心に話題を集め、その後、子供達の母親や若い女性などにも注目されるようになり、携帯電話着メロダウンロード配信件数は同サービス最多の人気となった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/おしりかじり虫
子供たちは「おしり」など口にすると「ダメ」と言われる言葉が大好きです。
「おしりをかじる2本足の虫」はNGでもある歌のメインテーマ「おしり」を連発。
子供の心にスルスルと入り込んでいきました。
子供たちに広まればその周りの家族も巻き込まれていきますね。
運動会や発表会で『おしりかじり虫』の振り付けを覚えて今でも踊れる人。
決して少なくないはずです。振り付けを担当したのは南流石さんでした。
でも振り付けは覚えていても、意外とうろ覚えな歌詞。
歌のプロフィール紹介のあとに歌詞をしっかりと振り返りましょう。
「うるまでるび」は誰なの?
『おしりかじり虫』を作詞・作曲そして歌ったのは「うるまでるび」。
シンガーソングライター的な名前ですがその正体は…。
うるまでるびは、うるま(男性)とでるび(女性)の夫婦によるアーティストユニット。主な活動として「ウゴウゴルーガ」「びっくりマウス」「おしりかじり虫」等。ペンネームの由来は単に思いつきとの事。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/うるまでるび
「うるまでるび」はユニークなヒット作品を手掛けるユニットでした。
ユニット名には特に意味はありません。でも並び替えればデビル…悪魔。
こんな謎を織り込んだネーミングも、歌への興味を掻き立てるポイントになっています。
お待たせしました。怒られたって平気…
止まらない「おしり」のリフレイン。『おしりかじり虫』の歌詞解説を始めます。
幅の狭い音階と抑揚のない節回しで
おしりかじり虫
おしりかじり虫
出典: おしりかじり虫/作詞:うるまでるび 作曲:うるまでるび
想像上の虫『おしりかじり虫』の歌い出しは不思議感を盛り込んで始まりました。
ピアノで弾けば使う鍵盤はあくまで少なめです。「どうやって出すの?」と疑問を抱かせる声。
その声には秘密がありました。
共同作曲・編曲はシンセサイザー奏者である松前公高。唄はボイスチェンジャーが使用されているが、うるまでるび、松前公高と他の計5名で担当している。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/おしりかじり虫
真似をしたけれど、完コピは難しかった経験を持っている方も多いのではないでしょうか。
特定のシンガーではなく、人が歌う声を変えたものだったのですね。
アニメの動きに合わせて子供向けに作った歌ですが、作者の創意工夫がこんなところにもあります。
いきなりの「おしり」そして抜け感のあるリフレイン。
子供じゃなくても大人も気が付けば脳内にインプットされて鼻歌が出てきます。
おふざけでお行儀が悪い歌として『おしりかじり虫』は認知されているかもしれません。
でも『おしりかじり虫』の外見だけではなく、心の中も見てほしいのです。
『おしりかじり虫』にこのあとも密着していきましょう。
方言でパワーを注入
かじって かじって
かじって ナンボ
かじってナンボの 商売だ
おしりかじり虫
おしりかじり虫
出典: おしりかじり虫/作詞:うるまでるび 作曲:うるまでるび