狼と豚は因縁の動物?

狼と豚といえば「狼は生きろ、豚は死ね。」というフレーズを耳にしたことがある方もいるでしょう。

実はこれは石原慎太郎作の「狼生きろ 豚は死ね」から来ています。

これは石原慎太郎が20代の頃に書いた、明治維新の時代をテーマにした戯曲のタイトルです。

この戯曲の中で豚は既得権益を享受する権力者。狼はそれを打ち破ろうとする革新者として描かれています。

一般的な豚と狼に対する善悪のイメージと異なりますね。

既存の価値観に囚われた犬屋敷を豚、それをぶっ壊そうとする獅子神を狼という見方もできますので、絶対悪や絶対善と単純に線引きできるものではありません。

MVでもあえて敵役に豚を置くことで、そんな表裏一体であるふたりを暗喩したのかもしれませんね!

アニメ版の主題歌も注目!

MAN WITH A MISSION - My Hero

こちらは2017年12月まで放送されていたテレビアニメ版の主題歌です。

信じ 喜び 叶え 巡り会い
きっとまた いつかそう 君に会う
Hit me on the ground…

出典: My Hero/作詞:Kamikaze Boy, Jean-Ken Johnny 作曲:Kamikaze Boy

タイトルの通り、ヒロイックがテーマとなった悪に立ち向かう歌詞が印象的です。

みんなのために戦う「表のヒーロー」たる犬屋敷のテーマソングのような仕上がりです。

アメコミ仕立てのコミカルな演出も目を引きますね。

こちらの楽曲映画主題歌として採用されてもおかしくないほど原作の世界観にマッチしています!

そして繰り返し登場する「俺を地面に叩きつけてみろ」のフレーズは、そのまま「Take Me Under」に通ずるものを感じます。

ジャケットにも注目!

Take Me Under/MAN WITH A MISSIONのMVは狼vs豚?!いぬやしき主題歌の画像

機械になっちゃった狼です!

「いぬやしき」のコミックス表紙になってもおかしくないほどピッタリなジャケットです。

まとめ

いつも様々なアプローチから新しいロックチューンを聴かせてくれるMAN WITH A MISSION

「いぬやしき」の世界観を踏襲しながら狼らしさ全開の一曲となりました。

特にMVのカッコよさはキャリア屈指です。

日本一スタントが似合うバンドかもしれませんね!

ライヴにおいても必殺技の一曲になること間違いありません!

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