MV
監督を務めたのは宮崎あおい主演の「ソラニン」などの人気作を手掛ける映画監督の三木孝浩。
女優の浜辺美波さんや明浄学院高等学校 吹奏楽部 QueenStarほか、青春を駆け抜ける少女たちが数多く登場する今作最大の目玉と言えば、大旗を振りかざすマスゲームのシーン。
鮮やかな色合いのフラッグが、青空と強烈な日差しに映えてはためきます。
夢へ向かう若い生命力を、力強く映し出した1作です。
歌詞
それでは、力強いこの曲の歌詞を見ていきましょう。
Raise your flag, the only one Don’t look back! You don’t let me down
Rushing out to rising sun Nothing but the heart or crown
出典: ONE/作詞:aimerrhythm 作曲:百田留衣
あなただけの旗を掲げて 振り返らないで 失望させないで
太陽に向かって飛び出して 心臓か王冠のほかはいらないの
(“the heart or crown”という部分がどんな意味か分かりかねたのですが、
おそらく、心臓の鼓動が早くなること(本当に好きなこと)と、目指す最終目的、という意味でつかわれているのかな、と想像しました。
意訳としてとらえてね。)
いつかのONE TWO STEP 踊っていた ON & ONで揺らして
TWO-FIVE-ONEで鳴らして どんどん 遠く 広がって You’re the one
出典: ONE/作詞:aimerrhythm 作曲:百田留衣
たとえば、この歌で歌われる主人公はダンサーを目指す女の子だとしましょう。
あの日、街の小さな教室で初めてステップを習って、踊り始めた時から、彼女はバレエの虜になってしまいました。
その日から、彼女の夢は広がり始めたのです。
君は いつだって 声をからして 笑って 泣いて 歌って
ONE BY ONEで刻んで 勇敢でいたいと願う
出典: ONE/作詞:aimerrhythm 作曲:百田留衣
夢を目指す過程には、つらいこともあるでしょう。
練習しても練習してもステップがうまく決まらず、先生に叱られて泣いて帰るなんて日常茶飯事でしょう。
それでも、勇敢に夢を目指すのは、彼女の情熱があるからこそ。
あの日描いた夢は、今もまだ彼女の心にあるのです。
想像以上に歪んだ世界だったとして Starting over 向こうへ
出典: ONE/作詞:aimerrhythm 作曲:百田留衣
そして、夢を目指せば不条理な現実を知ることもあります。
たとえば、実力では勝っているのに、親の権力や先生の贔屓でプリマドンナの座を射止められないこともあるでしょう。
それでも、諦められないからこそ「夢」なのです。
もっと先の世界が見たい。
そんな思いが彼女を突き動かしていきます。
かかげた手をおろさないで 涙はしまっておいて 高らかに声上げていいよ
君だけの旗 振りかざして 明日を恐れないで 変わらない足取りを You keep on
出典: ONE/作詞:aimerrhythm 作曲:百田留衣
夢を目指し、必死になる姿こそ勲章だから。
胸を張って言い、あなたは今最高に美しい。
Aimerの歌声はそんな彼女の背中を押します。
明日何があったとしても、挑んでいけるだけの強さを秘めた女の子。
何よりも自分を信じて、自分の旗を掲げて。
歌え 進め 届け You’re the one
出典: ONE/作詞:aimerrhythm 作曲:百田留衣
旗を掲げるとは、オリンピックの国旗掲揚が一番わかりやすいでしょうか、誇りを掲げるというイメージ。
自分だけのプライドを掲げ、胸を張って生きていくことを、Aimerは高らかに歌い上げるのです。
あなたは世界にたったひとりなのだから。
君は いつだって 胸を焦がして 甘くて ちょっと 苦くて
教室の外に向かって どんどん それは 膨らんで
出典: ONE/作詞:aimerrhythm 作曲:百田留衣
同じ年のあの子のダンスに焦って、同じ年で活躍するテレビの中のあの人にも憧れて、いつも早い彼女の鼓動。
教室にはおさまらない彼女の夢を、いつしか周りも羨望し、讃えるようになっていくのです。