ラムのラブソングはこんな歌

うる星やつらのテーマソング!

「ラムのラブソング」はアニメ「うる星やつら」の主題歌です。

主役級のキャラクターであるラムちゃんの名前が冠してあることからもわかりますね。

「うる星やつら」は宇宙人から地球侵略のためにやってきたラムちゃんが繰り広げるドタバタ劇。

地球をかけたおにごっこのすえ、ひょんなことから主人公の諸星あたると結婚するという話になってしまいます。

その主人公である諸星あたるは「宇宙一の煩悩の持ち主」といわれるほどの浮気性。

彼女やラムちゃんがいながらも、次から次へと女の子にナンパを繰り返します。

かわいらしい歌詞ですが、その内容は主人公とラムちゃんの関係ばかりではありません。

男の浮気グセに悩む女性の気持ちを表現しています。

印象に残りやすい繰り返しのメロディ

この曲は甘えるような歌い出しと、繰り返される「好きよ」というフレーズが印象的です。

うる星やつらを見たことがない人たちも、このフレーズだけは知っているという人も多いのではないでしょうか。

こんなキャッチーなフレーズがある曲なのでその他は単調なものかと思いきや、意外に曲調は展開を見せます。

曲頭が終わるとボサノバのようなリズムが入って来て、その後はしっかり聞かせるメロディが入ってくる。

カラオケでもうろ覚えでかんたんには歌えない、しっかり作り込まれた曲です。

後、アニメオープニングのラムちゃんのかわいさや演出の広さに、センスの良さを感じます。

ぜひ一度ご覧ください。

実は主人公はラムちゃんじゃない

ラムちゃんは永遠のアイドル

松谷祐子【ラムのラブソング】歌詞の意味を解説!なぜ男の人の愛は一つではない?私を悩ます原因に迫るの画像

ラムちゃんといえば鬼のような格好に「~~だっちゃ」といういいまわしが印象的。

そして愛情も怒りも電撃を落とすストレートな表現をする性格で、非常に愛らしいキャラです。

アニメ化されてから30年以上経つ今でも、ラムちゃんみたいな彼女が理想という男性も多いのもうなずけます。

そんな彼女のモデルは、1970年代にグラビアモデルとして活躍したアグネス・ラムさん。

その優れたプロポーションで世の男性を魅了したという点では、どちらも永遠のアイドルですね。

主人公はあくまでも諸星あたる

うる星やつらといえばラムちゃんを思い浮かべる人は多いですが、あくまで主人公は諸星あたるなのです。

実はラムちゃんが主人公だと思っている人も多いようで、作中でもちゃんと訂正するような描写があります。

あと作者の高橋留美子さんもこのことに言及していますので間違いありません。

男と女の相反する恋心

あんまりソワソワしないで
あなたはいつでもキョロキョロ
よそ見をするのはやめてよ
私が誰よりいちばん

好きよ... 好きよ... 好きよ...

出典: ラムのラブソング/作曲:小林泉美 作詞:伊藤アキラ・小林泉美

何度も繰り返されるこのフレーズは、この楽曲のメインテーマです。

女性は好きになった男性には、いつも自分だけを見ていてほしいもの。

でも男性は、彼女がいても他の女性のことを追いかけてしまいます。

うる星やつらの主人公も無類の女性好きで、彼女がいようがお構い無しに別の女の子を追いかけようとします。

その度ラムちゃんが電撃で懲らしめたりするわけですが、それでもやめません。

種の保存の法則で、男性はとにかくたくさん手を付けたい。

女性は自分をしっかり守ってほしいというそれぞれの生き物としての本能。

ここの一節でとても多くの解釈ができます。

ただいえることは、ラムちゃんにこんな風に思ってもらえて羨ましいということです。

いつでも私だけを見ててほしい

この曲は「ラムのラブソング」というだけに、想いを伝える歌です。

この歌詞では、いつも私だけを見ていてほしいという気持ちを、いろんな側面から表現しています。