びしょ濡れで走り出す 泣きたい夜もあるけど
私は私をやりきってみよう
でこぼこの未来たちがポケットの中ではしゃぐから
明日の朝には 虹が笑ってるよ きっと

出典: I am I/作詞:高橋久美子 作曲:丸谷マナブ

雨に濡れているのか、涙に濡れているのか、想像に任される1節です。

完璧な自分に別れを告げた主人公は、ここで新たなメッセージを発します。

「完璧じゃなくても良いんだよ」ということです。

今は自分のことが不完全に見えるかもしれません。

でもこれまでの過去と同じように、後から振り返ったら見方が変わるかもしれないのです。

だから今やるべきことは、自分を精一杯生きること。「やりきる」ことです。

その先にどんな結果が待っているのかは、まだ分かりません。

複数形の「未来」が、無限の可能性があることを教えてくれます。

うまくいかなくても良い

模範的じゃないかもしれないけれど

本当は「いいね」なんて言えないときもあって
愛想笑い上手な大人にはなれないや

出典: I am I/作詞:高橋久美子 作曲:丸谷マナブ

妬み、苛立ち、単に自分の機嫌が悪い。

いろいろな事情で、人に親切にできない時もあります。

有名人でも、一般人でも関係ありません。

ネガティブをポジティブへ変換!

好きなこと胸張ってやっていたい それだけなの
ため息を全部はきだして 綿菓子にしてあげよう

出典: I am I/作詞:高橋久美子 作曲:丸谷マナブ

主人公の願いは明確に見えているようです。

願いに向かって進む途中には、いろいろなことが待ち受けているでしょう。

上手くいかない時もあるかもしれません。

思わず溜息をつきたくなることがあっても、嘆くだけでは立ち止まってしまいます。

重い溜息を綿あめのように軽く変えていく。

つまりは、失敗から学んで次に引きずらないことです。

また歩きだせる

さあ 靴を鳴らして ゆこうか 回り道でもいい
I know my way

出典: I am I/作詞:高橋久美子 作曲:丸谷マナブ

気持ちを軽く持ち直したら、また軽々と走っていくことができます。

ここでも「上手くできなくても良い」というメッセージの登場です。

「遠回り」を連想させる言葉で、「それもまた良い」と伝えてくれます。

主人公が道を完全に見失ったことはありません。

ゴールが意識できていれば、途中の道はいくらでも見つかります。

自分を信じて進み続ける

夢の行き先

がむしゃらに走ってく つまずくこともあるけど
私は私を 信じてあげましょう
どこまで夢は続くの 青い風に聞いてみても
前髪ゆらして ふわりふわり飛んでった

出典: I am I/作詞:高橋久美子 作曲:丸谷マナブ