切ない夏の思い出ソング
実は失恋ソング
夜空に咲く花は、MEGARYUが2005年7月13日にリリースした、上昇気流というアルバムの2曲目に収録されています。
曲のタイトルはおそらく皆さんが想像できるとおり、花火のことです。
花火と聞くと、キラキラしていてワクワクするものと想像するかもしれません。
しかしこの曲、実は失恋ソングなんです。
曲調がリズミカルなので、曲を聴いただけでは失恋ソングだとわからない人もいるでしょう。
恋の終わりの詳細は、残念ながら曲では描かれていません。
夏の夜の思い出に幅広い世代が共感できる
今回の曲では花火が重要な役割をします。
この歌詞の主人公にとって、思い出に残っている花火はどんなものだったのか。
この記事を読むと、忘れていた懐かしい気持ちを思い出せるでしょう。
学生の方は、今の自分の気持ちに当てはまる人もいるかもしれません。
では、歌詞をみていきましょう。
大切な君といた夏の夜を思い出すシーンからスタート
大切な君といたあの夏の夜は
今も忘れられない思い出
来年の今ごろも又 同じ空の下で
片寄せる姿思い浮かべてた
出典: 夜空に咲く花/作詞: MEGARYU 作曲: MEGARYU
過去に過ごした大切な君との夏の夜を思い出しているところから、歌は始まります。
どんな情景を思い出しているかというと、二人が寄り添う姿です。
肩を寄せ合う姿は、付き合ってる恋人同士のときは想像しないと思います。
そのため、そんな姿を想像するということはもう二人の恋は終わったということを示しているのです。
今も忘れられないといっているので、主人公にとってはとても大切な思い出だと窺えます。
そして当時は、来年もまた同じように夏が来ると思っていました。
それは、恋人同士なら誰もが当然のように考えること。
そんな誰もが当然のように考えることを、主人公も思っていました。
いきなり共感できる歌詞になっています。
では、主人公が大切な君と過ごした夏の夜とはどんな日々だったのでしょうか。
君に心ときめかせ最高の季節を過ごした
主人公の告白からスタート
ひまわりの花ひらく頃にデートに君を誘った夜から
なんとなく毎日が明るくなったこと覚えてる
出典: 夜空に咲く花/作詞: MEGARYU 作曲: MEGARYU
ひまわりの花が咲くころといえば、7月の終わり。
学生なら、ちょうど夏休みに入るタイミングです。
主人公から誘ってデートに行くことになりました。
普段学校でしか会ってなかった君と、夏休みに会えることになったのですね。
主人公は嬉しくて仕方なかったでしょう。
その日から、毎日が変わったことを覚えてる主人公。
おそらくデートに誘った夜からと鮮明に覚えてることから、その時の印象が強く刻まれてることが窺えます。
何気ない日常が明るく見える
好きな人とデートに行けるとなってからは、毎日が普段と違って見えるようになりました。
これは、天気のいい日は空が青く眩しく感じたり、雨の日でも気持ちはスッキリしていたり。
または、学校に行くのが楽しくなったりといったことでしょう。
デートに誘ったとあるので、ここでは恋人同士になれたかどうかは判断できません。
しかし、主人公はデートに行けるだけでもこの上なく嬉しかったのです。
このあとの歌詞で、デート当日までの主人公の気持ちが書かれているので見ていきましょう。
君に会いたいという気持ちが訳もなく焦らす
ただ会いたくて そばにいたくて 他に何もいらなくて
もうすぐ会える 落ち着きなくす
そんな気持ちにさせるから
出典: 夜空に咲く花/作詞: MEGARYU 作曲: MEGARYU