Kalafinaとは?
2018年でデビュー10周年を迎えるkalafinaは日本だけでなく海外でも人気があるユニットです。
アニソンにタイアップされる曲が多いため、台湾や香港で単独ライブツアーを行ったり、2012年にはドイツのアニメフェスAnimagiCに出演するなど、国境を超えて活発に活動していますよ。
メンバー
Wakana(12月10日生まれ、東京都出身 福岡県育ち FictionJunctionにも参加)
Keiko(12月5日生まれ、東京都出身 FictionJunctionにも参加)
Hikaru(7月2日生まれ、富山県出身 Sony Musicオーディション選抜)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Kalafina
Kalafinaのメンバーは、画像の右からWakana、Keiko、Hikaruとなります。
Wakanaは高音域を担当。透きとおった伸びやかな声を持ち、すべての人間を受け入れてくれるかのような存在感があります。
keikoは主に低音域を担当。2人のコーラスを支えます。メインボーカルを務める時もあり、ロックボーカルをしていた経験が力強い発声に結びついています。
Hikaruは高音域から中音域を担当。芯の強さを感じさせるクールな風貌で身体を使った表現が豊かです。
次に、気になる作詞者について紹介します!
作詞者はどんな人?
Kalafinaの創始者
Kalafinaの作詞に携わっているのは梶浦由記。
プロデューサー、作曲者としても全面参加しており、Kalafinaの異国情緒溢れるサウンドや重厚な詞世界、3人のコーラスワークを作り上げる天才です。
梶浦由記は自ら取り仕切るソロプロジェクト「Fictionjunction」において、現在に至るまでボーカルや演奏者を固定しないスタイルで楽曲を発表しています。
Kalafinaも劇場版『空の境界』主題歌のための一時的なプロジェクトでしたが、反響が大きかったためメンバーを固定化して活動を継続することとなりました。
音楽的才能に恵まれた梶浦由記と、実力、容姿共に兼ね備えた3人の歌い手達。
4人の才能が出会って今のKalafinaが誕生したのですね。
音の魔術師
Kalafinaを産み出した梶浦由記について、もう少しその魅力を知りたくありませんか?
キーボーディストとして活動していた梶浦由記は、劇伴作曲家としても非常に高い評価を受けています。
劇伴(げきばん)は、映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種でもある
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%87%E4%BC%B4
劇伴という言葉に馴染みのない読者の方もいるかと思います。
劇伴をCDに収録したものはサウンドトラック(略してサントラ)と呼ばれ、一般に販売されています。
梶浦由記の代表的な劇伴作品は、北野武監督の『アキレスと亀』や NHK連続テレビ小説『花子とアン』、ロンドンが舞台のアニメ『プリンセス・プリンシパル』です。
映像作品はストーリーを観て楽しむのが一般的ですが、劇伴だけを聴いて音楽を味わったり、使われているシーンを思い返したりするのも楽しみ方の1つ。
歌詞のない音のみの世界で人々の心を動かし想像させる梶浦由記は、音の魔術師なのです。
第10位 「満天」
「満天」の歌詞を読もう!
穢れぬものとして降る雪の白さは
温もりを知れば消えてしまうの
奇麗な夢だけが貴方を切り裂いた
冷たい瞳の優しさと真実
激しく瞬く星たちは天に背いて
仇なす祈りが
この空を墜とすまで
出典: 満天/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
「満天」はどこか懐かしさを感じる演歌のような調べと、スリリングでドラマティックなストリングスの組み合わせが絶妙な1曲です。
冷たく純白な雪は無垢の象徴。しかし優しさのこもった熱が伝わればあっという間に無くなってしまいます。
夜空に煌めく満天の星は天に背くかのように、青白く激しく燃えています。
片時も気を抜くことは許されないという緊迫感が伝わってくる歌詞です。