チルタイムにぴったりの、スローで落ち着くメロディ―
今回ご紹介する楽曲は、Melさんが歌う『彗星と街』です。
ふんわりと包み込むようなMelさんの歌声が心地よく、体の緊張を解きほぐしてくれるようです。
また、ゆっくりと落ち着いたおしゃれな楽曲の世界観には、引き込まれる魅力があります。
楽曲のMVも美しく、フィルターがかかったようなふんわりとした効果や、グレーやブルーの色彩。
そのどれもが歌詞やメロディーと調和していて、エモーショナルな気持ちにさせてくれますよ。
お家で過ごすチルタイムや、夜の街並みをお散歩する際に、楽曲の雰囲気を堪能するのもおすすめです。
Melさんは積極的に作詞・作曲活動をされていて、Twitterにも魅力的な楽曲がアップされていますよ。
美しい楽曲はもちろん、彼の素敵な人柄にも癒されます。
ぼんやりと光る彗星のように
今日も夜空の下で
彗星が彩る夜は儚く散って
数千の煌めきがぼやけて消えていった
出典: 彗星と街/作詞:Mel 作曲:ROM
星の光が美しい夜、じっと空を見つめているのでしょう。
街並みを照らす光と、彗星のぼんやりとした光を重ね合わせているのです。
夜が明けて朝が来るように、彗星の光も儚く遠ざかって、やがて消えていきます。
太陽系のはるか彼方、想像もできないほど遠いところで輝いている彗星。
空に輝く星々の歴史や、遠い宇宙に思いを馳せているのでしょう。
ゆったりとまどろみながら
夜行性のあの街は
微睡む幻想が蓋した
何億年の星屑が
今も目に見えるまま
出典: 彗星と街/作詞:Mel 作曲:ROM
思い浮かぶのは、大都会の明るい街並みです。
そしてその風景は、”想像”や”夢の中”にあるものなのでしょう。
うっとりと想像するうちに、少しずつ眠くなってきたようです。
ふと空を見上げ、何千年、何万年も前に光ったであろう、美しい星の光を眺めます。
今見えている星も、今はもうすでに消えてしまっているかもしれないのです。
そんなロマンに浸りながら、ゆっくりと目を閉じます。
目に見えないもの
愛は幻想のよう
視線の先は曖昧なlight
未練がないなんて愛はphantom
1分先の歪んでる感情に
身をまかせ
出典: 彗星と街/作詞:Mel 作曲:ROM
このパートから、”愛”に関するフレーズが登場します。
そしてこのパートの”Phantom”という言葉には、”幻想”という意味があります。
心から愛していても、その想いが届くかは分からないということでしょう。
一緒にいたとしても、時に未練もなく離れてしまうこともあります。
まるで幻想のような愛という感情に、切なさや儚さを感じているのでしょう。
深く考えていると、愛とは何なのか思い悩み、どうすればよいか分からなくなります。
目には見えないけれど、その時感じた感情に、素直に生きようとしているのでしょう。
辛くても、目に見えないからこそ、より一層大切に感じるのかもしれません。
いつまでも美しい思い出
時計の針はladyとずれてゆく
oh maybe oh maybe薄れてゆく
街の匂い いつかの逃避行
思い出は色になってもbeautiful
出典: 彗星と街/作詞:Mel 作曲:ROM