変化の速い都会へ出てきて、環境に慣れてきた。

街は喧騒とネオンで今日もあふれている。

そんな中でどんなふうに自分を見せればいいのか悩みます。

騒がしく、ギラギラとした都会にいると疲れてまどろむこともあるでしょう。

だからといって、そのまま流されてていいものなのか。

地元にいたころは、都会に出るだけで何かが叶いそうな気がするものです。

でも、実際は自分をしっかりと持たなければ、流されるように過ごすだけになります。

自分を見つめなおす

今はブラッシュアップ
して また めくりめくる
ふと空を見つめ
浮かぶ戦術
明日を乗りこなす
ためと 演じる
たびに拡張してく
My heart

出典: 24-25/作詞:iri 作曲:iri

大人になって、をもって都会へ出てきました。

いろんな経験や挑戦をします。

子供だったあの頃は、勢いだけで前へ進むこともできました。

でも、経験を積むにつれ、前へ進むだけではいけないことにも気づきます。

振り返って物事を磨き上げることも必要なのです。

そうすることは、同じことを繰り返しているような気持ちになることもあるでしょう。

改善点を見つけ、さらに良いものにする。

そういった見つめなおす時間も必要だといえるのです。

そして、自分の未来をどうしていくのか戦術を練っていきます。

自分をどう見せるのか、どんな印象を残すのか。

見つめなおすたびに演じる幅が広がります。

ブラッシュアップがカタカナなのは

英語では「brush up」は動詞、「brushup」は名詞で少し意味が違います。

「brush up」はしっかりと掃除をする・勉強をし直す・身支度をするという意味。

「brushup」は再勉強・身支度といった意味があります。掃除は含みません。

どちらにせよこれだと、歌詞につながるようなつながらないような少し中途半端さを感じます。

でも、ここはカタカナで書かれています。

日本語で言うブラッシュアップとは、すでにある何かをよりよい状態にすることという意味をもちます。

iriが言いたかったのは、日本語的な言葉の解釈だといえるでしょう。

巧みに英語を入れてくる歌詞なのにここはカタカナ

これは伝えたいメッセージがあったからだといえるのではないでしょうか。

道に迷ったとき、新しいスキルを身に着けて違う道を模索する人も多いはずです。

でも、自分が信じて進んできた道。簡単にあきらめることはできません。

今あるものや経験したことにさらに磨きをかけ、どう進んでいくか。

現実と自分の思い描く未来のズレを補正するように見つめなおして進むのです。

思うようにならない日々に

悩みが邪魔をして進みだせずにループするような日々を過ごしてしまう。

気を紛らわせるだけの日々を抜け出すにはどうすればいいのか考えましょう。

ゆるく過ごす日々

雑踏に揉まれて
いれば気紛れてた
この瞬間を
思い返す日はこない
ゆるボケた脳内
を君が占領するんだ
手に負えないよ

出典: 24-25/作詞:iri 作曲:iri

現実逃避するには簡単な場所にいる。

都会の騒がしさに身を任せていれば気は紛れます。

でも、そんな中身のない日々は思い出すほどのものが残りません。

都会やちょっとあきらめることに慣れてしまった脳内

楽な方へいきたくなる気持ちが心を占領します。

もうこのままでもいいんじゃないかと、これで十分ではないかと思わせるのです。

どうやって抜け出そうか

いつもの
Darkness cycle
塗り替える
のはその痛みと
やり場ないよな
Feeling
Bring it on
Bring it on

出典: 24-25/作詞:iri 作曲:iri

思い描いていた未来と違う現実がぐるぐると回る日々に悩み、心が痛みます。

都会で忙しい振りをして、過ごしていれば気づかないふりをできる。

でも、本当にそんな日々を過ごしていいのか?

悩みも痛みも自分が動くことでしか解決することはできません。

なかなか進まない気がする闇のサイクルを抜け出すために明るい方へ動き出そう。

そんな風に歌います。

ズレとは

自分の感覚と何かがずれている違和感。

進み続ける