生駒里奈(乃木坂46)「水玉模様」
2ndシングル「おいでシャンプー」のカップリング曲として収録
「水玉模様」は、2012年5月2日にリリースされた「おいでシャンプー」のType-Bに収録されているカップリング曲です。生駒里奈の唯一のソロ曲ということでも有名ですよね。
前回のデビュー作「ぐるぐるカーテン」では、カップリング曲はすべてメンバーと一緒になって歌う曲ばかりでしたから、乃木坂46で初めてソロ曲を歌うことになるわけです。
乃木坂46でデビュー作でセンターを務めた生駒里奈は他のメンバーよりも、いろんなチャレンジをすることになるわけですが、はじめは”ソロ曲”といわれてその場から逃げ出してしまったといいます。
やはりプレッシャーは大きいですよね。しかし、もし自分が成功したら後に続く誰かにもチャンスが回るかもしれないという気持ちでこの曲を一生懸命歌ったそうです。
個人ではなく次につながるために頑張る!
乃木坂46の一員として、成長した曲ともいえるのではないでしょうか。
秋田から一人上京した生駒里奈
生駒里奈は、秋田出身です。
乃木坂46の第一期として合格が決まったのは、ちょうど生駒里奈が高校1年生の時。その時も乃木坂46として頑張る気持ちを胸に一人親元を離れ旅立ちました。
MVもその頃の旅立ちを連想させるものがあり、生駒里奈のために作られたんだなということがひしひしと伝わってきますね。
本人も認めていますが、まだこの頃は歌がうまいとは言えません。しかし、一生懸命さは伝わってくるんです!筆者はアイドルに必要なことはルックスがいいことでも歌がうまいことでもダンスがうまいことでもないと思っています。
一生懸命、自分にできる精一杯をやり遂げようと努力する姿を見せることが出来る人。
生駒里奈はまさにそんな人です。いつもどこか不安げな表情の中に、芯のある目。生駒里奈のMVはそこに注目してほしいと思います。
「水玉模様」のMV
”尾道三部作”をイメージして作られたMV
MVの監督を務めた丸山健志は、秋元康と相談してこのMVを作ったそうです。そのイメージのもととなったのが大林宣彦監督の”尾道三部作”です。
尾道三部作というのは、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」という3つの映画のことで、全て監督の出身地である尾道を舞台にして作られていることからこの名前で呼ばれています。
「時をかける少女」はアニメ化やリメイク版なども作られているため知っている人も多いのではないでしょうか。「転校生」も、ある日階段を一緒に落ちた男子学生と女子学生の体と心が入れ替わってしまうという奇想天外なストーリーで圧倒的な人気を誇りました。
海や山などの自然溢れるどこか懐かしい雰囲気の中に、青春をみずみずしく描いた作品たちを目指したのですね!
秋田出身で自然の中で育った生駒里奈にぴったり!
撮影場所は尾道ではなく、異国情緒あふれる長崎県だったそうですよ。
少女時代の自分と別れ、”大人”へと成長していく姿に注目
MVでは、「里奈」と「里子」の二役が存在します。
「里奈」はもちろん、生駒里奈のこと。そして、「里子」は生駒里奈の子供心という感じでしょうか。このどちらも生駒里奈が演じています。
「里奈」が学校へ入学するために旅立つ姿が描かれており、子どもっぽい表情の「里子」そして、決意を新たに大人へと変貌した「里奈」の表情に注目です。
「水玉模様」の歌詞
好きな人との別れた少女の恋
あの日の心の坂道は 揺れる木漏れ陽の中
恋とか呼ぶには幼くて あなたの後を拗ねて歩いた
じゃあまたね
わざとぶっきらぼうに言ってみたら 瞳から熱いもの
水玉模様の思い出は光と一緒に影がある
大人の気持ちはずっとわからないよ 16歳
出典: https://twitter.com/songof48bot/status/456154935818596354