SEKAI NO OWARIの「旬」

話題が変わる一瞬

SEKAI NO OWARI【Food】歌詞の意味を解釈!歌詞を読むとだんだんお腹が減ってくる…!?の画像

食べ頃もある、旬もある
それはもちろんそれはそうさ
じゃあさ僕はどうなんだい?
食べ頃も過ぎて旬も過ぎたかい?

出典: Food/作詞:Fukase 作曲:Fukase

歌詞の解釈を人間にとってもっと普遍的な問題へと深めてゆかないとFukaseに追いつけなくなります。

「Food」の「食べ頃」「旬」の話題が転じるのです。

FukaseやSEKAI NO OWARIのアーティスト生命の消費に関わる「食べ頃」「旬」へと話題が変わります

毎年、精力的に作品の発表やライブ活動を行っている彼らは正に「食べ頃」で「旬」。

そう感じるのはファンの身びいきでしょうか。

Fukaseは「Food」のごとくアーティスト生命を消費する社会に一石を投じるのです。

魂まで食べられてたまるものか

Fukaseの心の奥底からの叫びが聴こえてきそうです。

プロフェッショナルである以上、消費されることは覚悟しているはず。

それでも人間として譲れないものもある。

「Food」の歌詞はただ単に美味しい食べ物の話題をしたいわけではなかったのです。

Fukaseは食べられることを覚悟しながらも最後の一線で抗う

このことはアーティストや音楽家に普遍的な問題なのでしょう。

抵抗するFukase

アーティストのプライド

SEKAI NO OWARI【Food】歌詞の意味を解釈!歌詞を読むとだんだんお腹が減ってくる…!?の画像

美味しいまんまでいれてるのかな
コックの腕が試される時だね
嫌がったって胃袋にねじ込む
一度食べたら忘れられない味に

出典: Food/作詞:Fukase 作曲:Fukase

Fukaseの挑発や抵抗。

もはや「腐敗」している「食べ頃」も「旬」も過ぎたなんていわせない。

SEKAI NO OWARIの「Food」をご賞味あれ

特別な「調理」「料理」を施してリスナーにとって忘れれない作品にする。

少々、強引にでもリスナーの「胃袋」に届ける。

この「Food」のことは忘れさせない。

Fukaseは狂気の料理人に扮して「Food」を私たちに提供します

なるほどこれほどに強烈な味は他の店では中々味わえないと思わされるのです。

「Food」は単なる食べ物の話ではなくアーティストの意地とプライドの問題へと展開します

Fukaseの書く歌詞に単純なものなどないのですが今回も私たちは見事に驚かされるのです。

SEKAI NO OWARIという「Food」

どうぞご賞味ください

SEKAI NO OWARI【Food】歌詞の意味を解釈!歌詞を読むとだんだんお腹が減ってくる…!?の画像

神の恵みに感謝していただく
味がなくならないでね

Juicy (ジューシー)
Crispy (サクサク)
Crunchy (ボリボリ)
Fluffy (フワフワ)
Tender (やわらかい)
Chewy (モチモチ)
All Delicious

Juicy (ジューシー)
Crispy (サクサク)
Crunchy (ボリボリ)
Fluffy (フワフワ)
Tender (やわらかい)
Chewy (モチモチ)
All Delicious

出典: Food/作詞:Fukase 作曲:Fukase

神からのギフト。

「野蛮」「下品」「凶暴」「残酷」

これらは結構。

問題はありません。

ただし、「無礼」は「マナー違反」」なのでご注意ください。

SEKAI NO OWARIの音楽は様々な食感を皆様にお届けします

どうぞご賞味ください。

品質保証いたします

All Delicious

出典: Food/作詞:Fukase 作曲:Fukase

この言葉こそFukaseとSEKAI NO OWARIの作品にかける自負とプライドでしょう。

すべて美味しいことを保証します

「Food」に感じた挑発的な側面。

それが歌詞であれゴリゴリのサウンドであれSEKAI NO OWARIは確信的にリスナーを煽ります

そして彼らは実際に満足な結果を魅せてくれるのです。

今振り返ると冒頭する「君」はリスナーのことだと気付かされます。

そして「腐敗」というワードへの執着の理由が分かるようになるのです。

素晴らしい。

「Food」はMVも美味しい

ダークかつビビッドな色遣い