手嶌葵【こころをこめて】歌詞を解説！心のままに何をする？映画「轢き逃げ-最高の最悪な日-」主題歌

歌詞冒頭では、親が子供に多くを望んでしまう様子が示唆されていました。

ここではその気持ちが晴れやかになり「ただ一緒に子供と生きていこう」という親の決意が見て取れます。

毎日何気ない日常を私たちは生きています。

そんな毎日が味気ない、楽しくないと感じることも時にはあるでしょう。

しかし、そんな日常が映画のように突然終わりを迎えてしまうこともあるのです。

当たり前のようで、当たり前じゃない。

だからこそ、「こころをこめて」その日常を歩んでいきたい。

そんな思いがこの歌詞には込められているかのようです。

映画を見た上でこの曲を聴けば、よりその感情が込み上げてくるのではないでしょうか。

そして、もう一つ。

親が子供にこころをこめてしたかったこと、それは「愛している」とただその言葉を伝えるということです。

見つめる先にはいつもそこにいる自分の我が子。

その仕草一つひとつが愛おしく、ずっと守りたいと思うでしょう。

この先、子供がどんな大人になっても、その愛しさは失われることはありません。

それはたとえ、子供がこの世からいなくなったとしても。

歌詞の最後に語りかけるような口調は、映画にもマッチしています。

可愛くて仕方のなかった子供の命が突然奪われる。

それは、想像もつかない悲しみです。

しかし、その悲しみがようやく癒え始めた時、この先も我が子を愛する気持ちは変わらないときっと気づくでしょう。

映画に登場する人物の気持ちにも寄り添いつつ、この曲を聴く一人ひとりの人間の心にも響く歌詞はお見事としか言いようがありません。

まだまだ子供だと思っていた子は、いつの間にか大きくなり、それぞれの道へ巣立っていきます。

仕事や優しい友人に恵まれたり、たった一人の大切な人に出会い結婚したり、また新たな命を産み出したり…。

世の中の親たちは、そのほとんどがどんな形でも良いから、子供に幸せになって欲しいと願うもの。

小石をやっと掴めるくらいだった手が、いつしか溢れるくらいの幸福を手にした時、親は心から「良かった」と思うのでしょう。

そういった点で、結婚式の曲としても使用できるかもしれません。

ここまで「こころをこめて」の歌詞を見てきたみなさんは、きっと自分の親に会いたくなったのではないでしょうか？

「愛している」とは恥ずかしくて言えないかもしれません。

しかし、ここまで自分を守ってくれたことに「ありがとう」と感謝の言葉をかけたら、親はそれだけで嬉しくなること間違いなしです。

最後に手嶌葵のオススメ曲をご紹介いたします。

手嶌葵はどの曲も癒しボイス。

優しく囁くように、私たちの心にスッと寄り添います。

そんな手嶌葵の歌声が一番映えるのは、真夜中。

暗い道や部屋で、何だか心許ない気持ちになった時にぜひ聴いてみてほしいのです。

まずは、「東京」という曲をご紹介します。

東京で暮らしている皆さんなら、一度は綺麗な夜景をみたことがあるはず。

大きなビルたちの窓から、光が無数に溢れ、東京の夜空を彩ります。

しかし、その分そこにはまだ眠れていない人たちがいるのです。

綺麗でありつつも、切なさをはらんだ東京の夜景だからこそ人は惹きつけられるのかもしれません。

様々な理由で眠れない、忙しい東京の人たち。

そんな人のそばで「ちゃんと誰か見てくれているよ」と優しく教えてくれる曲です。

次にオススメするのが、「明日への手紙」という一曲です。

フジテレビで2016年に放送されたドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の主題歌に抜擢されました。

この曲は、未来の自分へあてた手紙を表現している歌詞だと推測されます。

ドラマの中で主人公の有村架純は、幼い頃に過酷な経験をしています。

そのため、人生が容易く進んでいかないことを知っているのです。

そのため、これから先どんなに辛い頃があっても自分が歩いていけるようにと願いを込めた歌詞がドラマにピッタリ。

真夜中は何故か不安になってしまうもの。

不安で眠れない夜にこの曲を聴いたら、安心してぐっすり眠れるかもしれません。

OTOKAKEでは、更に深掘りしてこの曲の歌詞について考察されている記事も公開していますので、そちらもぜひチェックしてくださいね。