手嶌葵の「東京」ってどんな歌??
ウイスパーボイス♪
「東京」は作詞・いしわたり淳治、作曲・平井真美子、編曲・TATOOで制作された楽曲です。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%B6%8C%E8%91%B5
手嶌葵といえばジブリ映画のゲド戦記で声優に大抜擢されて一躍有名になりましたよね。また同映画の主題歌「テルーの唄」も担当しました。
当時はこんな歌い方する歌手を聴いた事がなかったので非常に驚いたのを覚えています。歌うというより「つぶやく」や「ささやく」が近いように思います。
こんな歌い方で曲が成立してしまうのも、稀有な才能の持ち主ですね。誰にも真似出来ないウイスパーボイスが特徴の唯一無二の歌手です。
そこで今回は手嶌葵の曲「東京」を今回は取り上げたいと思います。全体的にはアコースティック調の曲。
ストリングやピアノの調べがゆっくりと心に沁み込んできます。手嶌葵の歌い方は大きな海に包まれている様な安心感を感じます。
やっぱり、この独特の声は素晴らしい才能ですね。歌声と溜め息の中間のような声を聴くことができます。息が口から漏れる音もしっかりと録音されていますね。
大きな母性を感じる声といったらよいのでしょうか。耳元で歌ってくれたらぐっすり眠れそうです。
手嶌葵は「エラ・フィッツジェラルド」「ビリー・ホリディ」などのジャズシンガーが大好きなので、ジャズの影響を大きく感じますね。
日本の歌謡曲やポップスにはないリズム感で歌っています。リズムがストレートではなく、細かく刻んでいると言ったらよいのでしょうか。
この独特の声と相まって、よりオリジナルな歌唱法になっているのですね♪このタイム感で普通の人は歌えませんもの(笑)。
タイトル「東京」通りに東京で働く人へのメッセージが込められています。毎日頑張って働いている人へ、明日もまた頑張れるようにと作られました。
この曲を聴けばまた明日から頑張れそうです!東京に住んでいる方には特に胸に沁みる曲ではないでしょうか?
「東京」はなぜWBSのエンディングテーマに?!
WBSのエンディングテーマに抜擢!
テレビ東京系列の夜の経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」で「東京」がエンディングテーマに採用されています。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%B6%8C%E8%91%B5
2017年の4月から同番組で流されています。
採用された理由は「東京」がたまたまプロデューサーの目に止まったようです。これはほんと縁ですね。同番組はビジネスマンが多く見ている番組です。
毎日遅くまで働いている会社員に同番組の最後で「癒やし」を提供できないかという方針にピッタリの曲が「東京」でした。
この温かくて母性あふれる声は1日の終りにぴったりです。ぐっすり休んで、また明日から働かなければならないビジネスマンにはしっかりと届く歌でしょうね。
また、同番組の大江麻理子アナウンサーはこの曲を初めて聴いた時、しばらく動けなくなったそうです。それほど「東京」に感動したのでしょう。
番組にピッタリの曲ってあるんですね。奇跡の曲といってもいいでしょう。
「東京」の歌詞をチェック!
東京で働く人へ応援歌!
歌詞を見ていきましょう。どんな内容になっているのでしょうか。
東京 ビルの灯り
無数の 眠れない 理由が煌めいて
出典: 東京/作詞:いしわたり淳治 作曲:平井真美子
東京ではブラック企業の問題が発生していますが、やっぱり夜遅くまで働いている人はたくさんいます。
明かりのついている数だけ人が一生懸命に働いている証拠です。自分のため、家族のために働く人の姿が思い浮かびますね。
明日が 来る前に 片付けたい 仕事があると
あなたは 一人きりで 弱い自分と 戦っている
出典: 東京/作詞:いしわたり淳治 作曲:平井真美子
今日中にやっつけなければならない仕事って、プレッシャーが強いですよね。本当に自分との戦いです。誰でも自分に負けそうな時がありますよね。
でも、そんな時こそ自分と戦わないと前には進めません。働いてる姿を分かってくれる人がいたらこれほど心強いものはありません。
しかし、頑張っている自分のことを誰も認めてくれないと感じている方もいるかも知れません。
誰も認めてくれなくても「東京」という曲はあなたのことを分かってくれています。
「誰が分かっていてくれる」これだけで人は踏みとどまれると思います。