ドラムセットは不要! これだけ揃えて始めよう
「憧れの○○みたいにドラムを叩いてみたい!」「バンドを組むことになって、ドラム担当になった」
きっかけはさまざまだけど、とにかくドラムを始めることになった。でも、何から始めればいいのかわからないという人も、多いのではないでしょうか。
いきなりドラムセットを揃える必要はありません。上級者でもフルセットで持っているという人は多くはありません。置き場所もなく、何より高価。練習を始めるには、次の3つさえあれば大丈夫です。
ドラムスティック
必ず揃えなければならないのが、ドラムスティック。オークやヒッコリー、メイプルがよく使われてる素材です。
素材はスティックの重さや硬さに影響しますが、初心者なら適度な重さと硬さのあるヒッコリーがおすすめです。
練習パッド
スネアドラムに見立てて叩く練習をするためのもの。叩く部分の素材はラバーやプラスティック、メッシュなどさまざま。
マンガ雑誌などで代用することもできますが、スネアドラムに近い叩き心地を体感するなら、やはり持っておいた方がいいでしょう。
メトロノーム
ドラムが上達するうえで、重要なのが正確にリズムを刻むこと。そのためにはメトロノームが欠かせません。
昔ながらの振り子式のものもあれば、万歩計のようなデジタルタイプのものもあります。
また、スマホにもメトロノームのアプリがあるので、チェックしてみてください。
初心者が目指すポイントは2点!
初心者にとって必要なのは、ドラミングの基礎を固めること。「基礎」とは「正確なリズムで粒の揃った音を叩くこと」です。基礎を固めるために、次の2点を目標にしましょう。
- ドラムを叩くための正しいフォームを身につける。
- 正しいスティックの叩き方を身につける。
スネアドラム代わりの練習パッド、置き場所は?
練習パッドをスネアドラムの代わりに練習する場合、気を付けなければならないのが床に置いてしまうこと。実際は椅子に座ってドラムを叩くので、スタンドや机、台などに練習パッドを置いて叩きましょう。
スティックの握り方
スティックの握り方には「マッチドグリップ」と「トラディショナルグリップ」があります。「マッチドグリップ」は左右同じ握り方をする方法、「トラディショナルグリップ」は左右の握り方が異なる方法です。初心者は「マッチドグリップ」から練習することをおすすめします。
ドラムスティックを3分割したうち、いちばん後ろのところを親指と人差し指で軽く持ちます。残りの指はスティックに軽く添える程度にします。