Nirvana【About A Girl】
1st Album『BLEACH』収録
この曲は、Nirvanaの1st Album『BLEACH』に収録されています。
インディーズ時代の作品でもあり、荒削りなパフォーマンスが特徴。
ファーストアルバムながら、彼らを代表する楽曲が多数おさめられています。
アメリカのグランジロックというニッチなジャンルを有名にした1枚といえます。
激しい音で演奏される彼らの楽曲群において、【About A Girl】は異質な存在。
爆発するようなサウンドは抑えられ、少しポップですらあるからです。
詞はフロントマンのカート・コバーンによるもの。
当時同棲していた恋人のために書かれた詞のようです。
YouTubeの動画
YouTubeにはいくつかNirvanaのライブ映像が公開されています。
【About A Girl】の映像もありましたのでご紹介しておきましょう。
これでもかというくらいギターを低く構えて演奏するカートが印象的。
比較的おとなしめに歌っていたかと思えば、間奏部分でマイクをなぎ倒しつつ自分も倒れます。
そして周りのスタッフのサポートもあり、いつのまにかしっかり定位置に戻り歌うカート。
静かに、しかし高温のために青く燃え上がるかのような演奏ですね。
恋心を歌った、Nirvanaにしては明るい雰囲気があります。
さて、それではさっそく歌詞の解説へ参りましょう。
気になる歌詞のポイントは?
1つ目の疑問
I do
出典: About A Girl/作詞:Kurt Cobein 作曲:Kurt Cobein
曲中で何度もリフレインされるこのフレーズ。
「俺はしている」ということですが、一体何をしているのでしょうか?
その内容を紐解いていきます。
もう1つの疑問
But I can't see you every night free
出典: About A Girl/作詞:Kurt Cobein 作曲:Kurt Cobein
また、こちらの歌詞も気になるところです。
「でも僕は君に毎晩自由に会えないんだ」と言っています。
きっと主人公は彼女に毎日会いたいのでしょうが、それが叶わないようです。
それはどうしてなのでしょうか?
この疑問にも独自の答えを出していきますね。
1番の歌詞
遠回しな愛の告白
I need an easy friend
I do, with an ear to lend
I do think you fit this shoe
I do, but you have a clue
僕は気の置けない友達がほしいんだ
そうさ、僕の話に耳を傾けてくれるような
それで、君がまさにぴったりだと思うんだ
君もそう思ってるんだろう?
出典: About A Girl/作詞:Kurt Cobein 作曲:Kurt Cobein