4行目の歌詞からは、無情に過ぎていく時の流れを感じられるでしょう。

恋人を奪われてしまった自分に嫌気を感じても、自分の状況に関係なく時間は過ぎていきます。

そして明日は変わらず訪れるという描写です。

夜景に嫌味

そうないよなうまくいくばっかりの人生なんて
なんの面白味もないよな気がしてる
残りのLifeは短いって言い聞かしてる
やけに綺麗な夜景に嫌気キラキラしてる

出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG

ネガティブな歌詞が立て続けに続いてきましたが、ここでポジティブな歌詞に転換します。

上手く行く方が稀、そう多くはないという歌詞のはじまりです。

そして、恥だらけで上手くいかない人生を面白味がある人生という風に肯定しています。

さらに、印象的なのは4行目の歌詞です。

主人公はネガティブな感情こそ輝いて素晴らしいと感じています。

この素晴らしさが、綺麗な夜景によってより一層輝かしいものになっているという描写です。

人生について深く考える

たまにはこんな夜もある

I'm okqy今日もTake it easy
ケツでも拭いてトイレに流す常識
まだ酒が残るi'm sorry
ありがとうねってMyHomie

出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG

主人公はまた二日酔いになっています。

人間関係には常識や非常識という物差しが存在し、誰もがその物差しをもっているものです。

そういった常識をトイレに流しちゃえという痛快かつユーモラスな歌詞が綴られています。

MyHomieは「相棒」という意味のスラングです。

常識に押しつぶされそうな時、お酒という相棒と一緒に嫌なことは忘れるというのも人生の立派な知恵です。

かつての彼女の常識と自分の常識のズレが、悪夢のような出来事を引き起こしたとも取れます。

自分なりの生き方を

まだ信じれてないよ あの答えを
未だ気付けてないの? あの子だってそう
常識に正直に生きるのは病気になりそうなんだよ
教えてくれたのは微風の夜風

出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG

最後は他の人と逃げてしまったかつての恋人への心境です。

主人公は、かつての恋人から一方的に別れを告げられています。

そのため、恋人との別れを信じられていないのです。

そして、いまだに、別れたことはお互いにとって間違いだったのではないかと思っています。

3行目で再度「常識」という歌詞が出てきます。

やはり主人公は常識にとらわれて生きるというのが出来ません。

そして、主人公の姿と風が吹く夜の情景を上手く照らし合わせているもの悲しいラストが浮かんできます。

最後に

変態紳士クラブ【YOKAZE】歌詞の意味を解釈!なぜ夜景に嫌気を覚えるの?風と共に飛ばしたい想いとはの画像

今回は変態紳士クラブの「YOKAZE」の歌詞を解釈してきました。

「YOKAZE」は、彼女を奪われた出来事でうまれた自己嫌悪のポジティブへの転換という内容の歌詞です。

どんな嫌な出来事があっても、ストレス発散して自分の人生を生きていこうというメッセージが感じられます。

背中を押されるような歌詞は、失恋をした時には特に聴きたくなる1曲です。

変態紳士クラブの楽曲は印象的な歌詞のものが多くあります。

こちらの記事で紹介している「DOWN」もその1つです。

変態紳士クラブの【DOWN】の歌詞には様々な意味が込められていました。その意味とは何なのか、2人のこれからはどうなっていくのか注目です。

また、変態紳士クラブの作詞を担当しているWILYWNKAさんはラッパーとしても活躍しています。

こちらはそのWILYWNKAさんの「STAY (feat. SIRUP)」の歌詞を解説している記事です。

いま人気急上昇中の人気若手ラッパーWILYWNKAが新しく「STAY (feat. SIRUP)」をリリースしました。彼らの優しい歌声はチルミュージックと相性が良く、一度聴いたら忘れられません。そんな彼らの夢が綴られた歌詞は一体どういう意味が含まれているのでしょうか?

ぜひご覧ください。

多彩な楽曲を生み出す彼らに、今後も注目です!

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