Official髭男dism【MAN IN THE MIRROR】アルバム全曲解説！変わりたい人必聴

ミニ・アルバム「MAN IN THE MIRROR」のラストを飾る楽曲です。

ラストには幸せの大団円という雰囲気の楽曲を添えてくれました。

聴き終わった後の清々しさというものが心に沁みとおるようです。

イントロのギターのフレーズなど人によく馴染むポップさがあります。

藤原聡のボーカルも軽快でしょう。

澄んだピアノの音色を聴かせてくれる男声ポップバンドは数少ないです。

いまの時代にOfficial髭男dismの音楽が新しいものとして受け入れられたのはこのピアノのおかげ。

また藤原聡のハイトーン・ボーカルも冴えています。

決して暑苦しくならないし耳障りではないハイトーン・ボーカルは貴重です。

幸せの絶頂のような同棲カップルの愛を描いてこのミニ・アルバムは幕を下ろします。

最後の曲の最後の歌詞を見ていきましょう。

僕と君は同棲中のカップルです。

おそらくともに社会人でしょう。

同棲カップルはあまりラブレターの交換などしません。

しかし僕はあえて君のためにラブラターを書こうと決意するのです。

すでにその描写をしたこの曲自体がラブレターのような側面もあります。

同棲中のカップルとはいえたまにサプライズがあると本当に嬉しいものです。

僕はラブレターというサプライズを企てます。

あまりお金がかからないものですが、大切なのは気持ちやハートです。

文字にしてしたためる言葉というのは会話だけでは伝えきれないことを形にします。

ミニ・アルバム「MAN IN THE MIRROR」では様々な恋愛模様が描かれました。

その中でも「日曜日のラブレター」は一番微笑ましい内容に違いありません。

何だか聴いていてほっこりさせられてミニ・アルバム自体が終わります。

ああ、いい恋愛したいなとリスナーに思わせること間違いないでしょう。

ただ、この曲にも社会人固有の日々の疲れというものが背景にあります。

嫌なものを払拭するような歓びを君にもう一度あげたいというのがそもそもの趣旨です。

紙幅の関係で抜粋はできませんが、僕の気持ちは少し遊んでいます。

君の心を温め直すことで、自分の気持ちもケアしたいと願うのです。

僕にとって君が笑顔で健康でいてくれることが何よりの励みになるからでしょう。

大切な人に伝えたい日頃からの感謝の気持ち。

心優しいパートナーがいなければこの世間は怖ろしい社会でしかないのかもしれません。

すべての楽曲に藤原聡の社会人としての生活というものは滲んでいます。

若い学生であるリスナーはいまのうちから彼の言葉に耳を傾けておいてください。

社会に出るとそうしても人の心は荒んでしまいます。

しかしOfficial髭男dismのような軽やかさでその思いを音楽に昇華できることもあるのです。

彼らがいまなぜこれほどの注目と支持を勝ち得たのかを考えることでいまの社会を知ることだってできます。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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