原宿発『ダメかわガール』はいつでも全力で後ろ向き!
2018年に念願のメジャーデビューを果たした【ナナヲアカリ】。
数々の人気ボーカロイドPとのコラボもよく話題になるアーティストですね。
独特なファニーボイスとポップな曲調、それに相反するような社会不適合チックな歌詞。
キャッチ―ながらも等身大な彼女の楽曲に、今じわじわとファンが急増中です。
本日はそんな彼女のオススメ曲をランキング形式で10曲ご紹介!
一度ハマればヘビロテまちがいなし!な彼女の楽曲をどうぞお楽しみ下さい。
早速ランキングの発表です!
第10位:人類殲滅のテーマ
第10位は『人類殲滅のテーマ』。
メジャーデビュー後の2ndプチアルバム『DAMELEON』に収録の1曲です。
作詞作曲を担当したのは元ボーカロイドPの石風呂P率いるネクライトーキー。
こちらも2019年にメジャーデビューが決定した今注目のロックバンドです。
ナナヲアカリらしいポップな曲調の一方で、この曲で歌われているのは生きる事や人間への絶望。
彼女の生まれた大阪阿部野の街に、どこかディストピア感を匂わせる情景を込めて歌われています。
対極的な楽曲と歌詞の世界観ですが、そこがナナヲアカリの大きな魅力の1つなのでしょう。
底抜けに明るくはなれない、けれどあまりにも暗いと聴いていてきっと辛いから。
彼女にしか表現できないバランス感を見事に体現した1曲となっています。
第9位:んなわけないけど
第9位にランクインしたのは『んなわけないけど』。
メジャー1stフルアルバム『フライングベスト』収録の1曲です。
この曲の作詞作曲を担当したのはなんとあのボーカロイドP、DECO*27。
ボーカロイド好きにとって知らない人はいないというほどの超人気プロデューサーです。
ナナヲアカリに曲を提供しているのを初めて知った!という方もきっといるのではないでしょうか。
彼女の曲の中でも特にハイテンポでアップチューンなこの1曲。
しかしリリース時には歌詞の中でのテンションの差が激しすぎる!と一躍話題になりました。
自分の中でぐるぐる回るプラス思考とマイナス思考。
夜がくれば死にたくなるほど辛くなるのに、翌日はケロッとハイテンション。
こんな経験身に覚えがある、という方も多いことでしょう。
この楽曲はそんな両極端なプラス思考とマイナス思考を詰め込んだ1曲となっています。
『極端すぎて笑っちゃう』という方もいる一方で、『この気持ちもわからなくはない』という方も。
一般的には双極性障害(躁鬱病)ともいわれてしまうような現象ですが…。
それをあまり深刻にせず、キャッチーに歌ってしまうのがナナヲアカリ流といった所でしょうか。
第8位:お釈迦になる
第8位にご紹介するのは『お釈迦になる』。
アップテンポで思わず踊りたくなるようなノリのよい1曲です。
こちらも前述の『フライングベスト』に収録されている楽曲となります。
『ロストワンの号哭』、『東京テディベア』などの人気曲を生み出したプロデューサーです。
曲のテーマは一言でいうと『死にたい』、これに尽きます。
朝起きれない、動きたくない、何もしたくない、いっそのこと生きたくない…。
そんなマイナス思考をとことん羅列したこの楽曲。
しかしそこはやはりナナヲアカリ。
どこまでもプラスかつちょっとシュールな言葉で死にたさをアピールしまくります。
彼女のギャップが過ぎる主張に思わず笑ってしまっているうちに、肝心の死にたさは少し和らいでしまう。
そんな不思議な効力のある楽曲なのではないでしょうか。
第7位:ハッピーになりたい
第7位はこちらもNERU作詞作曲の『ハッピーになりたい』。
ナナヲアカリのアーティスト人生を支えてきた最初期の曲となっています。
そもそもは彼女の一番最初の音源『しあわせになりたい』に収録されていたこの楽曲。
ファンからの声もあり、前述の『フライングベスト』には2018ver.と称したリメイク版も収録されています。
ナナヲアカリ節全開の、キャッチーなロックチューンである本作。
不器用でコミュ障、根暗、引きこもり…。
そんな社会不適合者を代表した彼女の叫びを詰め込んだ1曲です。
可愛い声でキャッチーな音楽に紛れていても、やっぱり自分は上手く生きられない。
10数年、20数年生きてきて醸成されたこの思いは、簡単になくなるものではありません。
だからこそ、きっと彼女自身はいつまでもそんな人々の味方であり続けるのでしょう。
第6位:リセットセット
第6位にランクインしたのは『リセットセット』。
前述のプチアルバム『DAMELEON』に収録されている楽曲です。
作詞作曲はボーカロイドPのかいりきベア。
ベースラインと裏打ちのリズムが心地よいポップロックチューンとなっています。
リズミカルなメロディに思わず歌いだしたくなる1曲ですね。
もう一度あの頃に戻れるなら?時間を少しだけ巻き戻せるなら?
誰しもが一度は持ったことのある『リセット願望』を歌った曲となっています。
また、曲中にはナナヲアカリによる『ポエトリーパート』があることも大きな特徴です。
楽曲の歌詞からさらに彼女自身の剥き出しの心情を吐露するポエトリーパート。
とはいえ、そこでの言葉選びもやはりナナヲアカリらしさが満載。
実際のライブではより生の彼女の心情を込めたポエトリーが聞けますよ。
興味のある方はぜひ足を運んでみて下さいね。