2人は遠距離恋愛中
なぜ季節は 気づかないうちに
変わってるのかな
街の景色も花たちの香りも
着替えている
出典: シャーベットピンク/作詞者:秋元康 作曲:三谷秀甫・TAMATE BOX
冒頭の歌詞から、2人が最後に会ってから数ヶ月以上は経過していることが分かります。
2人がなかなか会うことができなかったのは、遠距離恋愛中だからでしょう。
歌詞の3行目に、「花たちの香り」というフレーズがあります。
このフレーズから、花が咲き乱れている様子を思い浮かべることができます。
花は季節関係なく咲きますが、たくさんの花が咲くのは春です。
なので、2人が最後に会ったのは春ではないかと考えることができます。
待ち遠しかった約束の日
いつの間にか季節が変わっているという表現から、約束の日を楽しみにしていたことがよく分かります。
季節の移り変わりに気づかないほど、約束の日が待ち遠しかったのでしょう。
あと何日で会える、お互いにそんな事ばかり考えながら日々を過ごしていたはずです。
見つからない言葉
元気だったかい? 何をしてたの?
久しぶり
出典: シャーベットピンク/作詞者:秋元康 作曲:三谷秀甫・TAMATE BOX
久しぶりに会えた大切な人を前に、言葉の見つからない彼。
連絡は取り合っていたはずなので、彼女が元気に過ごしていることは分かっています。
でも掛ける言葉が見つからず、ありきたりな言葉しか出てきません。
彼女に会ったらこの話をしよう、あの話をしよう、いろんなシミュレーションをしたでしょう。
でも、彼女と会った瞬間、何も言えなくなるくらい嬉しさが押し寄せてきたのかもしれません。
可愛い恋人
君らしいシャーベットピンク
似合ってるスカートの色
そよ風に裾 翻し
可愛すぎる人と
待ち合わせたSummer day
出典: シャーベットピンク/作詞者:秋元康 作曲:三谷秀甫・TAMATE BOX
待ち合わせ場所に現れた彼女は、シャーベットピンクのスカートを履いていました。
シャーベットはパステルよりも淡く、優しい色をしています。
色のイメージから、とても愛らしく優しい雰囲気の女性なのではないかと考えることができます。
歌詞の4行目に、「可愛すぎる人」というフレーズがあります。
彼女のことが愛しくて仕方ない、そんな彼の想いが込められているのでしょう。
完成したビルが意味するもの
工事してた鉄骨のビルが
完成したのか
人は誰でも目の前のことしか
見てないんだね
出典: シャーベットピンク/作詞者:秋元康 作曲:三谷秀甫・TAMATE BOX
この歌詞では、建築中だったビルが完成したことを歌っています。
季節が変わっていたことと同じように、いつの間にか時間が経っていたことを表しているのでしょう。
いつの間にか完成したビル
彼女が来るまでの間、彼は街並みを眺めていたのでしょう。ふと目に留まった真新しいビル。
前に見たときはまだ建築中だったビルです。しかし、そのビルに気を留める人の姿はありません。
彼はそんな人々の姿と自分を重ね合わせます。