「さよならは言わない」ってどんな楽曲?
「さよならは言わない」は、2009年2月25日にリリースされた、小田和正としては27作目となるシングル曲でした。
関西テレビ制作(フジテレビ系列)のドラマ『トライアングル』の主題歌となった楽曲です。
ただ、そもそもはドラマのタイアップ曲として作られたというより、2008年11月から続いていたドームツアー“きっと またいつか~今日も どこかでFINAL~”のために制作された楽曲でした。
売上やランキングは?
「さよならは言わない」は、2009年2月25日のリリース後、オリコンチャートに登場したのは11週で、最高位は5位と大健闘しました。
CDの累計総売り上げ枚数は43,451枚と、近年CDの売り上げが伸び悩む中で、さすが小田和正!という枚数を売り上げています。
どんな楽曲か聞いてみたい!
2017年11月初旬現在、YouTubeに小田和正氏の公式チャンネルはありません。
ゆえに、公式でアップされているMVなどはないのですが、ファンの方がカバーなどでアップしているので、曲の雰囲気などはそちらで感じてみるのもアリです。
「さよならは言わない」の歌詞に込められた意味とは?
ドラマの主題歌として注目度を上げた「さよならは言わない」ですが、歌詞に込められているのはどんな気持ちなのでしょうか?
ここからは「さよならは言わない」に込められた気持ちについて、歌詞を読みつつ紐解いていきましょう!
自分を支える大切な思い出
ずっと 楽しかったね あの頃
まわりの すべてが やさしく
いつも 僕らを つつんでいるように見えた
出典: https://twitter.com/panorama007kita/status/925674450825068544
幼い頃・物心ついた頃・思春期……どんな人にも、それぞれの年代についての“大切な思い出”というのがあるはずです。
そして、思い出になってしまった過去というのは、振り返ればキラキラしているものが多いのではないでしょうか。
「さよならは言わない」の冒頭は、多くの人の心に残っている、キラめく思い出を呼び起こすような歌詞で始まります。
語り合って 語り尽くして あてもなく さがしてた
その道は 果てしなく どこまでも どこまでも
出典: https://twitter.com/panorama007kita/status/925674450825068544
当時どんなに悩んでいたことでも、思い出になってしまえば、過去は懐かしくキラめいて見えます。
有り余る時間の中で、友人と語り尽くしたことも、答えが出ない疑問に悩んだことも、あったでしょう。
しかし、前を見ると、未来に続く道はどこまでも果てなく、不安を抱えていても、期待の方が大きく持っていたように思えます。
この歌詞からは感じるのは、不安がありつつも未来に対する明るい期待感な気がするのです。
悲しみは やがて 消えることを知った
喜びは いつまでも
輝き続けることも
出典: https://twitter.com/KazumasaOda_bot/status/924781532492922880
成長すること、大人になることは、夢がかすみ、現実が見えるようになるだけではありません。
悲しみが時間と共にやわらぐこと、さらに喜びというポジティブな感情は、時間が経てば経つほど美しくなっていく、ということもわかるようになるのです。
歌詞としては短い部分ですが、この部分は、大人になるのは悪いことばかりじゃない、と背中を押してくれているようにも思えます。
あの頃があるから今の自分がある
戦い続けた わけじゃない 流されて来たとも 思わない
追いかけた 夢の いくつかは 今 この手の中にある
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-130703-340