DECO*27【愛言葉Ⅲ feat. 初音ミク】歌詞を解説♪セルフオマージュされている曲はいくつ？

ボカロ好きで彼の名を知らない者はいないといわれるほどの名プロデューサー、DECO*27。

これまでに多くの名曲を作り続け、デビューから10年以上経った今なお最前線で活躍し続けています。

今回ご紹介する曲はそんな彼の楽曲より、【愛言葉Ⅲ feat. 初音ミク】。

彼の楽曲の中でも特に人気の『愛言葉シリーズ』の第3弾として発表された曲です。

楽曲が発表されたのは、彼がボーカロイドPとして活動し始めてからちょうど10年目の日。

これまで支えてくれた人たちへの、溢れんばかりの『ありがとう』と『これからもよろしくね』。

そんな温かな思いの詰まった、この節目の日に相応しい1曲となりました。

歌詞を見て頂く前に、まずはぜひ楽曲をお聴きいただければと思います。

彼の大ヒット曲【愛言葉 feat. 初音ミク】の主旋律をアレンジしたメロディから始まるイントロ。

歌詞の中には、彼がこれまで発表した楽曲の歌詞がたくさん散りばめられていることも話題になりました。

また、この映像の1枚絵で初音ミクが付けているペンダント。

こちらも彼の楽曲である『リバーシブル・キャンペーン』のイラストに登場しているアイテムです。

これまでずっとDECO*27を追いかけてきたファンにとっては、目頭の熱くなる要素が満載となっていますね。

ではここからは歌詞の内容をみていきましょう！

なお重複している歌詞については、一部省略して解説していきますね。

シリーズ第3弾となるこの曲ではどんな感謝の言葉が綴られているのでしょうか。

第2弾と同じく、楽曲をセルフオマージュした歌詞にも注目です。

たくさんのリスナーと、そして自分の作った歌をいつも歌ってくれるボーカロイドたちと。

ずっと共に歩んできた10年間でした。

思うような曲ができず苦しんだ日もあれば、自分の歌を批判された日もありました。

けれどそれ以上に、自分の曲を聴いて喜んでくれたり、楽しんでくれるたくさんの人たちがいる。

それがどれだけ彼の支えになったことでしょうか。

忘れたくない思い出が、きっとたくさんあることでしょう。

この10年で、多くの出会いもあれば別れもありました。

そして、一度別れた人との再会も。

一度は道を違ったはずの相手との再会ほど、嬉しいものはありません。

それぞれの道で経た年月は、互いの見た目も中身も大きく変えました。

しかしそんな中でも変わらない部分が、余計に再会の喜びを大きくさせるのです。

この部分の歌詞は『愛言葉』『愛言葉Ⅱ』をオマージュした歌詞となっていますね。

これまでボーカロイドが、DECO*27が歌ってきたたくさんの感情。

好きも嫌いも嘘も本当も、いつだって多くの人にとっての真実の歌でした。

今まさに聴いている人にとっても、昔聴いていたなという人も。

いつでも何度でも歌と共にその時の感情と出会うことができる。

それこそが音楽の素晴らしさなのではないでしょうか。

サビの歌詞は『愛言葉』『愛言葉Ⅱ』をモジった内容となっていますね。

走り続けた10年間、けっして成功と前進だけの日々ではありませんでした。

何度だって間違い、何度だってぶつかってきた。

そんな思い出も全て無駄ではありませんでした。

10年間走り続けて来られたことこそがその答えです。

音楽が好きで、ボーカロイドが好きで、初音ミクが好きで、DECO*27が好きで。

だからこそ、何度でも何度でも擦り切れるまで、大好きな曲を聴き続けます。

これまでの大勢の好きという思いや感情によって、この曲は生まれてきたのです。