人気VOCALOIDプロデューサーDECO*27の代表曲!
ボカロ好きなら一度は聴いたことがあるはず♪
VOCALOIDプロデューサーとして、2018年には活動10周年を迎えたDECO*27。
VOCALOIDブームの創成期より、常に最先端を走ってきたプロデューサーの1人でもありますね。
本日ご紹介するのは、そんなDECO*27による楽曲【二息歩行】。
アニメMVも見てみよう
歌詞の開設の前に、ぜひ楽曲のMVも併せてご覧頂ければと思います。
2009年のニコニコ動画初投稿時は、初音ミクの1枚絵に歌詞が記載された映像がMVとなっていました。
現在はYouTubeにて、DECO*27の所属するレーベルU/M/A/Aより公式でこのMVが公開されています。
この映像に登場するのは、1人の少年と少女。
2人の物語を、この楽曲はどのように彩っているのでしょうか。
映像をご覧頂いたところで、早速歌詞の内容を解説していきたいと思います。
早速歌詞をチェック!
成長してゆく「僕」の物語
「これは僕の進化の過程の1ページ目です。」
抱きしめたいから 2本足で歩く
一人じゃ寂しいから 君と息するよ
「ねえママ、僕好きな人が出来たんだ。」
"おめでとう"
出典: 二息歩行/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27
冒頭の歌詞から、この曲は主人公である「僕」の物語であることが分かります。
歌詞内の鍵括弧は「僕」の発言であるということもうかがえますね。
普通の人間の成長と同じように、手足を使ってのハイハイから2本足で立つ成長を遂げた「僕」。
彼曰く、2本足で立てるようになったのは自らの腕で誰かを抱きしめる為。
また1人きりでは寂しいから、誰かと一緒にいたい、という彼の気持ちもここからうかがえますね。
このことから、「僕」はどうやらかなりの寂しがりやなのでは、ということが読み取れます。
そんな彼は、抱きしめて一緒に過ごしたい相手ができた、と自分の母に語ります。
この流れから読み取ると、歌詞の括弧で括られた中の言葉を発したのは彼の母親。
そのような形としても読み取れますね。
一体彼が好きになったのは、どんな相手なのでしょうか?
「僕」が好きな人はどんな人だろう?
会いたいよ
ねえ君は今頃誰の乳を吸って生きてるの?
言葉はもう覚えたかな?
出典: 二息歩行/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27
先ほど、母親に好きな相手ができた、と語った「僕」。
しかしつい最近足で歩くことを覚えた彼は、この世に生を受けてまだ間もないはず。
不思議なことに、どうやらその好きな相手とはまだ会ったことがないようです。
まだ見ぬ、自分が将来好きになるであろう相手へと思いを募らせているのでしょうか。
誰かを好きになり、その相手といつまでも一緒にいたい。
人一倍寂しがりやな彼は、そんな未来を強く夢見ているのかもしれません。
遠くない未来に自分が好きになる相手は、今どこで何をしているのでしょう。
まだ生まれてもいないのかな、同じように自分の足で立てるようになったのかな。
もしかしたら「僕」より先に、言葉をもう話せるようになったのかも。
まだ見ぬ未来の「僕」の好きな人へと、彼は思いを寄せ続けています。
憧れていた恋の始まり、けれど…
好きな人と念願の邂逅、しかし…
「パパ、ママ、ニーナ…」
"よく出来ました。今すぐ行くね。"
あれ?おかしいな…
君を抱きしめるために浮かせた前足が
何故か君を傷つけ始めるんだ
出典: 二息歩行/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27