aiko【磁石】歌詞の意味を考察！細い血管が示すものは？反発する磁石になってしまった理由を深読み

眩しい朝日が彼女の新たな日常や気持ちを表しています。

いつも二人でいたはずの部屋にひとりぼっち。

つまり二人の関係は終わってしまったのです。

でも彼女は一緒にいたかったという気持ちを引きずり、悩み続けています。

ただどれだけ悩んでいても夜明けはやってきます。

その朝日を見た時、全てが終わったという想い、そして自分の新たな世界を見据えます。

彼女の新たなスタートをここで表しているのです。

二人の関係は終わりを告げました。

一度別れた男女は、反発しあう磁石のように近づくことはないでしょう。

ただ一貫して人の恋模様を磁石で表したこの楽曲。

最後に「細い血管」という言葉で締めています。

これは一体どういう意味なのでしょうか。

磁石の中には、電気によって磁力の発生する電磁石があります。

電磁石は電気が流れる方向で電極が変わります。

すると同じ磁石でも、ひきつけ合いますし反発もします。

そこで電磁石の電流を血の流れる人の血管に例えたのではないでしょうか。

電気の流れを人の手で変えてあげれば、その磁石は引き合ったり反発します。

それと同じように二人の関係はお互いの触れ方次第で、気持ちは変化してしまう。

そう言いたかったのではないでしょうか。

変化する恋人同士の感情を磁石に例えて綴った本楽曲。

徹底的に女性目線に立った視点や最後に強烈な一文で大きなメッセージを詰め込む手法。

まさにaikoの集大成とも言える楽曲と言えるでしょう。

そんな磁石の入ったアルバム「どうしたって伝えられないから」。

中には2020年に発売された最新シングル「ハニーメモリー」も収録されています。

aikoといえば切ない歌詞なのに跳ねるリズムで歌い上げる楽曲。

その独特な世界観に引き込まれてしまったあなた。

これを期に人気のアルバムからaikoの世界にどっぷり使ってみてはどうでしょうか。