シドのメジャー3枚目シングル『嘘』
2009年に発売された、シドのメジャー3枚目のシングル『嘘』は、キャッチーな歌いだしが特徴的な一曲です。
シドのことを知らないという人でも、一度は聞いたことがあるかもしれません。
まずはメンバーを紹介します。
4人組ヴィジュアルバンドですが、その魅力は独特な世界観&ボーカルの美声!
これまでに、インディーズ・メジャー合わせて33枚のシングルを発売しているシドですが、その多くが何かしらのタイアップ曲となっています。
ヴィジュアルバンドらしいダークな歌から、歌謡曲ちっくな歌までを歌い上げるボーカルと、そんな独特な世界観の曲を作る3人が見事にマッチしてるんです!
アニメ「鋼の錬金術師」主題歌
動画をチェック
シドの曲は、男性ボーカルであるわりには高いキーが特徴だと思います。
というのも、ボーカルのマオが音域が広いんです!
地声だけで2オクターブ(ドレミファソラシドが2個分)出るので、裏声を使うともっと高い音も出せるということですね!
シドの世界観溢れる歌詞
では早速『嘘』の歌詞をチェックしていきましょう!
シドの曲はすべてボーカルのマオが作詞しているのですが、その独特な世界観にも注目してください☆
歌詞をチェック
あの日見た空 茜色の空を ねえ 君は憶えていますか
約束 契り 初夏の風が包む 二人 寄り添った
出典: https://twitter.com/sid_lyrics_bot/status/911960922939207686
歌い出しから過去形になっているところを見ると、恋人と別れてしまったのかなと推測できます。
「約束を誓ったあの日、一緒に見た茜色の夕空を憶えていますか?」
そんなメッセージ性の強い歌い出しです!
【あの日】のふたりはまだ、寄り添っていたほどラブラブだったんですね。
無理な笑顔の裏 伸びた影をかくまう
だから 気づかぬふり 再生を選ぶ
出典: https://twitter.com/sid_lyrics_ma/status/923666805754757120
【無理な笑顔の裏】ということは、恋人がなにかを隠している・我慢しているということでしょう。
ただ【伸びた影】と表現されていることから、ふたりにとってマイナスなことであるのは間違いないようです。
でも恋人は裏に隠しているのだから、自分も気づかないふりをしていようということのようですね。
気づかないふりをしていれば、きっと時間が経つにつれ元に戻るだろうという、儚い願いが込められています。