これがアンダー!?「風船は生きている」の完成度の高さ
乃木坂46にはシングル曲を発表するたびにメンバーの中から選抜が行われ、残念ながら選ばれなかったメンバーが「アンダー」に回るというシステムがありますね。
ただし、選抜メンバーになる条件は「曲の雰囲気に合っていること」ですから、アンダーに実力がないわけではありません。むしろ、選抜とアンダーの能力に差はないと言えるでしょう。
乃木坂46のアンダーにも楽曲が提供されますし、専用のライブまで開催されていますから、上下関係は無く「乃木坂46内の別ユニット」と考えたほうが良いかもしれません!
乃木坂46は2017年3月22日に17thシングルとなる「インフルエンサー」を発表しましたが、収録されたアンダー曲のうちの一つが「風船は生きている」です。
実はこの「風船は生きている」という曲、「アンダー曲とは思えないほど完成度が高い」とファンの間で話題になっています。一体どういうことでしょうか?
「最弱アンダー」が魅せる!かわいさと力強さ
乃木坂46・17thシングルのアンダーにはある特徴があります。それは、自他共に認める「史上最弱アンダー」であるということです。
もちろん謙遜して史上最弱を自称しているのですが、アンダーのみんなには「選抜メンバーになれなかったけれど、負けてはいられない!」という想いもあります。
センターの渡辺みり愛から目が離せない!
17thアンダー曲「風船は生きている」でセンターになったのが、乃木坂46・2期生の渡辺みり愛さんです。
1999年11月1日生まれで、2013年のデビュー時はなんと13歳、17thシングル発表時も17歳という若さです!
この若さでセンターに選ばれたのですから、アンダーとは言え、いかに実力が高いかがわかりますね。
女の子らしさと、意外な趣味
渡辺みり愛さんは、ハローキティなどのサンリオキャラクターをこよなく愛し、ほかのメンバーにゴロゴロ甘えるという、若い女性らしさを持っています。
それもそのはずで、1期生と2期生の中では最年少だったため、乃木坂46のみんなはお姉さんのような存在だったんですね。
その一方で、「将来の目標は保育士」と語っており、写真撮影の趣味に没頭して一眼レフカメラを購入するなど、10代とは思えない真面目さも兼ね備えているんです!
あの芸人に似ているとメンバーの間で話題!?
17歳にしてセンターを務めた渡辺みり愛さんですが、ただかわいいだけのアイドルではありません。
というのも、楽屋にいる時はテンションが高く、芸人の渡辺直美さんや横澤夏子さんに似ているとメンバーに言われることがあるんです!
かわいらしい外見からは想像できないパワフルさも、センターに選ばれた理由なのかもしれません!
シックな雰囲気の「風船は生きている」MV
MVが始まって映る景色は、劇場でしょうか、広くて薄暗い場所ですね。渡辺みり愛さんをセンターにして、乃木坂46アンダーメンバーが横一列に並んで座っています。
どうやら、アンダーメンバーたちはスーツを着て、ネクタイも締めているようですね。眼鏡をかけている人がいつもより多いです。
男装していることで、この部分では「カッコよさ」が表現されていると解釈できます。
歌が始まると、椅子に座ったまま手でサインを描きます。壇上で正面を見つめているメンバーもいます。
スーツ姿のメンバーたちの前には、木製の柵が……ここは劇場ではなく、裁判所なんでしょうか?
会議室には書類が散乱した大きなテーブルが設けられ、何やら議論が行われている様子です。
記者と思われるカメラのフラッシュに照らされ、メンバーたちはつかみ合いの喧嘩を始めてしまいます……。
そのような険悪な雰囲気の中でも、メンバーは楽しげに笑って視聴者を指さし、ラップ調で大人への疑問を歌っていきます!
白いドレス姿に変身!でも、背景が?
突然場面が変わり、乃木坂46のアンダーメンバーたちは、黒いスーツではなく、かわいい白のワンピース姿へと変わっています。
それまで抑え気味だった曲調も明るくなり、「社会と大人への反発」から解き放たれたかのようです。
ただ、舞台は相変わらず薄暗く、裁判所のような椅子と壇にかわって、白と黒の縞模様が描かれた壁が現れました。