「風船は生きている」の歌詞に込められた意味

歌詞MVを重ね合わせることで、この「風船は生きている」という曲の意味がより明確になります。

萎んでいた風船
道の上に落ちてた
そうきっと さっきまで
空を飛んでいたんだろう

元気がない時って
誰もみんなあるよね
この胸のどこかから
エネルギーが 抜けてしまったように…

出典: https://twitter.com/Free_a_Easy/status/863408946920398848

道に落ちていたしぼんだ風船と、エネルギーが抜けた「みんな」を重ねあわせていますね。

そう、「風船」とはエネルギーが満ち満ちているけれど、ふとしたきっかけでしぼんでしまう若者を指しているのです。

渡辺みり愛さんたち乃木坂46メンバーは10代・20代の女性ですし、ファンも同年代の若者が多いですよね。

裁判所や白黒の部屋が舞台の乃木坂46「風船は生きている」のMVは、明るく生きたいと願いつつ、家族や学校、職場から逃れられない若者の姿を描いているかのようです。

風船は力強く飛べる!

ですが、「風船は生きている」は「生きるのは辛い」と訴えるだけの曲ではありません。未来への希望もちゃんと歌われています。

愛が破けて
しゃべりすぎてる
ずっと 溜めた僕の怒りに
背中 丸め 俯(うつむ)きながら
独り言吐き捨てる
そんな自分に
興奮してるそのうちに
感情 膨らみ
強くなって飛べるはず

風船は生きている/乃木坂46

出典: https://twitter.com/AkimotoYasususu/status/922977337074860033

風船は空気が抜けるとしぼみますが、再び膨らませることだってできます。

「風船は生きている」の最後では、感情が自分自身を成長させて、「強くなって飛ぶ」ことができると歌っています!

大人たちの理不尽な命令にただ耐えるだけではなく、それをバネにしてがんばることもできる……「風船は生きている」は、まさに現代を生きる若者を描いた物語です。

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