ゆず・北川悠仁と前山田健一の豪華タッグ作品
「おつかれサマー!」はゆずの北川悠仁と、ヒャダインこと前山田健一が共同で制作した楽曲です。
ゆずの代表曲「夏色」を始め、もともと爽やかでキャッチーな作品を生み出すのが得意な北川悠仁。
これまで何度も、でんぱ組.incらしい“生粋のヲタク感”溢れる楽曲を提供してきた前山田健一。
2人がタッグを組んで誕生した「おつかれサマー!」は、一体どんな内容になっているのでしょうか。
それでは歌詞を私なりに考察していきたいと思います。
今年の夏はリア充になるぞ!
完全に筆者の決めつけですが、この物語の主人公は都内在住の女の子。
おそらく10代後半といったところでしょうか。
恋愛経験なし、友達はいるけど休みの日は家からほとんど出たくない…。
そんなリア充とはまるで無縁な生活を過ごしていた彼女は、今年なんとリア充になろうと決意をします。
ちなみに「リア充」とは2ちゃんねるから生まれたネット造語で、現実の生活が充実していることを指します。
いよいよ夏本番。
主人公は果たして憧れのリア充になれるのでしょうか。
出だしは張り切るも撃沈
お台場 浅草 花火!
リア充だ サマー!
早起きで行ってきます
玄関開けたらピロリン☆
LINEであっさりドタキャーン
スタンプでお返事
出典: おつかれサマー!/作詞:北川悠仁、前山田健一 作曲:北川悠仁、前山田健一
夏のイベントといえば、夏祭りや花火大会を思い浮かべる人も多いことでしょう。
これらのイベントはどれも基本的に夕方から夜にかけて開催されます。
しかし主人公からしてみれば、イベントの開始時刻は全く関係ありません。
「やっとこの日がきた!」
と言わんばかりに朝から準備にとりかかる主人公。
だいぶ気持ちが舞い上がっているのが伝わってきます。
しかも彼女ってば浮かれすぎちゃって、彼からドタキャンされても全然堪えていないんですよね。
多分心の奥底ではショックを受けているのですが、まだ気持ちが切り替えられないのでしょう。
どうにか家に帰れないかな…
WOW WOW 土砂降りメンタル
WOW WOW 空はさんさんさん
WOW WOW いいかげんにしがいせん
少しは空気読めやゴラァ
出典: おつかれサマー!/作詞:北川悠仁、前山田健一 作曲:北川悠仁、前山田健一
気合いを入れて準備したのだから、とりあえずこのまま家に帰るのは勿体ない!
そう思った主人公は、行く当てがないまま街に繰り出します。
しかし彼にドタキャンされたショックが大きくなるにつれて、「やっぱり家に帰りたい…」と思うように。
でもあんなに浮かれて家を飛び出したのに、すぐ帰ってどうする?
家族から「あれ、そんな気合い十分な恰好でもう帰ってきたの?」なんて言われた日には、ヘコむなんてもんじゃない。
ああ、何か帰る理由がほしいよ~。
帰りたくても理由なしに帰れない。
そんなどうしようもない事態に苛立ちを覚え、ついには太陽に向かって八つ当たり。
喜怒哀楽が激しい主人公ですが、この慣れない恋愛に苦戦している様子がかわいいと感じてしまうのは筆者だけでしょうか。
全ては彼女が張り切りすぎた故の結果ですが、理不尽に怒っていても何だか許してしまいたくなります。
まだ夏は始まったばかり!がんばれ私!
けど全然まだ 諦めない
そんなもんか 実力は
カンカン照り かかってこい
出典: おつかれサマー!/作詞:北川悠仁、前山田健一 作曲:北川悠仁、前山田健一
突然のドタキャンにヘコんでいた主人公ですが、時間が経つにつれて浮かれモードが復活してきます。
いやいやドタキャンされたけど、もともと誘ってくれたのは向こうだし!?
夏なんてまだ始まったばかりだからまだチャンス出てくるっしょ!
夏の陽気が彼女をそう思わせるのでしょうか。
先ほどまでのショックは吹き飛び、今度は太陽に向かって「オラオラもっとこいよ!」と挑発をし始める主人公。
今まで非リアな夏を過ごしてきた彼女にとって、今年の夏はよっぽど譲れないのでしょう。
恋の力とは凄まじいものですね。
夏終了のお知らせ…と思いきや
意中の彼と行くはずだった花火大会から数日後。
あれから全く音沙汰なし…。
ずっと前から楽しみにしていた夏のリア充計画が崩れてしまった主人公。
しかし今度は、友達と一緒に夏を謳歌しようとリア充計画を変更します。
ピロリンと鳴らない携帯にもはやノックアウト寸前
恋愛より友情!?
グループ作って招待!
アイコンはひまわり
いつまで待っても未読
ブロックされてる!?
マジかー
こりゃへこむやつだわ
出典: おつかれサマー!/作詞:北川悠仁、前山田健一 作曲:北川悠仁、前山田健一