ここでタイトルの核心に

1つの幸せが2人に
2人の悲しみは半分に

出典: 51%/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

ここでタイトル「51%」を思わせる歌詞が登場します。

ですが1行目は50×2=100、2行目は100÷2=50のはず。

「51」という数字はどこから出てきたのでしょうか?

2%の温度差…?

<彼女の気持ちが49%、男性の気持ちが51%>

「まったくの同じ想いの分量ではない」ということでしょう。

ちょっぴり男性のほうが、女性を追う気持ちが強いのですね。

それが“51%”という半端な数字に表れたのでしょう。

つまり、彼女と自分とのあいだには2%の温度差があるのかもしれません。

そのわずかな温度差を不安の種に感じてしまう男性。

曲全体を通してのかすかな不安感は、この2%によるものなのかも。

想いが深まれば深まるほど…

気持ち募れば募るほどに 口にはしないように
言葉は力を無くして行くから ここぞとゆう時に伝わるように
この先二人の間に何かのきっかけで
別れが来てもそれ以上のやり直すきっかけを探そうよ。

出典: 51%/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

何も言わなくても通じ合う間柄。

そこに言葉は不要。

「口先だけの男にはなりたくない」という想いが伝わりますね。

ただこの男性の気持ちは、彼女にどれほど伝わっているのでしょうか。

女性のほうは確かな愛の言葉を欲しがっているのかもしれませんね。

しかし男性は自分なりの恋愛の姿勢を貫き通すつもりでいます。

臆病さの表れ…?

忙しい毎日が二人に距離を作るけど
離れられない理由を一つずつ増やして行こう

出典: 51%/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

この繊細な歌詞、いいですね。素敵です。

ですが私にはやはりどこか言い訳めいたものを感じてしまいます。

この歌詞にはストレートな愛情表現はありません。遠回しな感じです。

おそらくこの男性は今回の恋にひどく臆病になっているのでしょうね。

「これからも二人の間は絶対に大丈夫」という自信が足りないような…?

静かな積極性は感じますが、“恋が終わることへの怯え”は隠し切れません…。

「。」の意味

この先二人の間に何かのきっかけで
別れが来てもそれ以上のやり直すきっかけを探そうよ。

出典: 51%/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

繰り返されるこのサビのフレーズ。

最後に「。」がわざわざ付けられています。

ここには男性の揺るぎない想いが見てとれます。

しっかりと彼女に語り掛ける口調。

「彼女の気持ちがもしこの先揺らぐことがあっても離さない」

そんな男性の決意を感じさせる表現技法ですね。

心の中でだけの想い