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2017年01月20日更新

Mr.Children「名もなき詩」に込められた愛のメッセージとは

ミスチルの歌詞は、人によっていろいろと違った解釈ができるように書かれているのが特徴です。わたしが「名もなき詩」から感じたのは、プロポーズのも似た恋人への愛のメッセージです。ぜひ共感してもらえると嬉しいです。

「自分らしく」って何?

1996年リリースのミスチル10枚目のシングルです。

和久井映見や堤真一が出演していた「ピュア」というドラマの主題歌にもなりました。

200万枚以上を売り上げたメガヒットナンバーです。

歌詞に目を通すと、「あるがまま」とか、「自分らしさ」という言葉がよく出てきます。

この言葉には、これからわたしが書こうと思っていることとは少し違うのですが、ミュージシャンとして人気者になった彼らの葛藤も感じられます。

CDがよく売れる時代であったのはたしかですが、彼らは、CDを出せば必ず大ヒットするようなアーティストになっていました。

そんな中で、自分たちの本当に作りたい音楽と、人々から求められる音楽に、ズレを感じてきたのかもしれません。

CDのジャケットは、ボーカルの桜井和寿が舌を出しているもので、その舌には「NO NAME」と書かれています。

少しパンキッシュなこのジャケットから、どこか反抗的で投げやりな印象も受けます。

ですが、そういった彼らの心情を心に留めておきつつ、一旦それは置いといて、歌詞を見ていきましょう。

愛のメッセージとは?

1番の歌詞の解釈

ちょっとぐらいの汚れ物ならば
残さずに全部食べてやる
Oh darlin 君は誰
真実を握りしめる

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

冒頭から面白い表現の歌詞ですね。

君の過去のことは、よっぽどのことでなければ、全部受け止めてあげるよ。

君の真実を受け止めてあげるよ、というような意味だと思います。

ところで、「Oh darlin」というと、女性から男性への呼びかけだと思われがちです。

しかし、一般的には男女問わずに使われるらしいのですが、何故か日本では一方向な呼びかけになって根付いてしまったようです。

わたしは、ここでの歌詞は、男性から女性への呼びかけと解釈しました。

そして、次の「君は誰」という歌詞は、意味というよりは言葉遊び的な面が強い気がします。

「ダーリン」と「ダレ」で韻を踏んでいますね。

君が僕を疑っているのなら
この喉を切ってくれてやる
Oh darlin 僕はノータリン
大切な物をあげる oh

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

というわけで、「僕はノータリン」についても、言葉遊び的といえます。

「ダーリン」と「ノータリン」。

ちなみに、「ノータリン」は放送禁止用語らしく、当時は少し問題になったそうです。

さて、本題に戻って歌詞に目をやると、穏やかではない言葉が書かれています。

信用してくれないんだったら、死んでもいいよ、と歌われています。

「死んでやる!!」というような、冗談半分の脅しのような感じかもしれませんね。

そして、大切な物をあげてもいいよ、と歌われています。

「大切な物」とは何でしょうか?

人それぞれ思い浮かべるものは違うでしょうが、「愛」と解釈するのが一番わかりやすいと思います。

サラーッとした口調ですが、これも愛のメッセージと言えるのではないでしょうか。

苛立つような街並みに立ってたって
感情さえもリアルに持てなくなりそうだけど

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

「感情さえもリアルに持てなくなる」というのは、どういう状態でしょうか。

自分の感情が本物かどうかわからなくなる、というような意味で解釈してみましょう。

一方、「苛立つような街並み」というのは、どういうことでしょう。

「街並み」は、社会であったり、世間であったりを表していると考えてみましょう。

すると、「ストレス社会」のような意味でとらえることができますし、次のAメロの歌詞にもつながります。

本来なら苛立ちをあらわにしてもいいような、職場だったり学校生活、もしくは家庭環境の中で、それに順応して生きている自分。

これが果たして本当の自分なのだろうか、自分らしく生きているのだろうか、というような葛藤を表しているのではないでしょうか。

多かれ少なかれ、誰もが持っている悩みだとも言えます。

こんな不調和な生活の中で
たまに情緒不安定になるんだろう?
でも darlin 共に悩んだり
生涯を君に捧ぐ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

再びAメロが歌われます。

歌詞の最初の2行は、上のBメロの解釈とつなげて考えると、言葉通りにとらえることができると思います。

そしてそれに続く2行、「共に悩んだり 生涯を君に捧ぐ」という部分。

プロポーズにも似た、愛のメッセージ。

「名もなき詩」の歌詞は、結局のところこの2行に集約されているように思えます。

上のAメロやBメロで書かれた「悩み」、そして、このさきの歌詞にもいろいろ「悩み」が書かれています。

それらの答えは全て、ここの2行にあるように思えます。

あるがままの心で生きられぬ弱さを
誰かのせいにして過ごしている
知らぬ間に築いていた
自分らしさの檻の中で
もがいているなら
僕だってそうなんだ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

自分らしく生きるというのは、言葉で書くのは簡単ですが、実践するのは難しいものです。

そして、自分らしく生きることが出来ないことを、周りの人のせいにしてしまう。

例えば、皆がやってるから、自分もやるとか。

そしてそれは、考えれば考えるほどわからなくなってくるような、深い問題です。

「自分らしく」ということにとらわれすぎて、逆に苦しんでしまう。

皆そうなんだ。

だけど。

君となら、一緒に悩んで乗り越えていける。

最後の一文は実際には書かれていませんが、つまりはそういうことなんだと思います。

2番の歌詞の解釈

どれほど分かり合える同志でも
孤独な夜はやってくるんだよ
Oh darlin このわだかまり
きっと消せはしないだろう oh

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

2番にはいると、恋人へ愛のメッセージを語りかけるように歌われているのが特徴です。

誰にでも孤独はやってくるんだよ、と歌われていますね。

そういうものだよ、と。

いろんな事を踏み台にしてきたけど
失くしちゃいけない物がやっと見つかった気がする

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

Bメロでも、恋人へ語りかけているように歌われています。

「失くしちゃいけない物」は、1番で書かれていた「大切な物」と、同じ物ではないでしょうか。

つまり、恋人への「愛」であり、恋人自身のことであるとも言えます。

君の仕草が滑稽なほど
優しい気持ちになれるんだよ
Oh darlin 夢物語
逢う度に聞かせてくれ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

愛のメッセージは続きます。

君の変な仕草でなごんだり。

あそこに家を立ててとか、子供は何人いてとか、おばあちゃんになったら一緒にこういうことをしてとか。

そんなことを聞かせてくれてくれたり。

そういう些細なことが幸せなんだ、ということなのだと思います。

愛はきっと奪うでも与えるでもなくて
気が付けばそこにある物
街の風に吹かれて唄いながら
妙なプライドは捨ててしまえばいい
そこからはじまるさ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

上でも書いたような、何気ない会話とか日常の中に、いつの間にか愛はあった。

愛は、人から奪うものでもなく、人に与えるものでもない。

愛とは、気づいたら、いたるところにあるような、そんなものなのだ。

少し哲学的になかんじもしますが、そういった解釈ができると思います。

4行目の「妙なプライド」というのは、何を指しているのでしょうか。

曲のテーマにそって考えるなら、「自分らしく生きる」ということと考えることができます。

これも、人によっていろいろと当てはまるものが違うと思いますが…。

とにかく、そんなものは一旦捨てて、もっと気楽に、新しく始めたらいいんだ、と歌われています。

主人公の場合は、二人で一緒に始めよう、というメッセージも込められているのでしょう。

絶望、失望( Down )
何をくすぶってんだ
愛、自由、希望、夢
足元をごらんよきっと転がってるさ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

このパートは、主人公の愛の歓びに満ちたメッセージのように感じます。

曲調もそういうふうに感じませんか?

何暗くなってんだよ!

愛も自由も希望も夢もそこらじゅうにあるのに!と。

直前のサビの歌詞とも通じるものがありますね。

成り行きまかせの恋におち
時には誰かを傷つけたとしても
その度心いためる様な時代じゃない
誰かを想いやりゃあだになり
自分の胸につきささる

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

早口でたたみかけるような、印象的な部分です。

「誰かを傷つけたとしても その度心いためる様な時代じゃない」

これは、当時の社会を、少し誇張して批判しているかんじでしょうか。

続いての歌詞では、他人を気にしている暇もないし、関わっても損するだけだ、と少し投げやりなことが書かれています。

しかし、人間なら誰もが少なからずは抱えていることだとも言えます。

だけど
あるがままの心で生きようと願うから
人はまた傷ついてゆく
知らぬ間に築いていた
自分らしさの檻の中で
もがいているなら誰だってそう
僕だってそうなんだ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

「だけど」の3文字が、転調による効果でしょうか、とても胸をうちます。

「心いためる様な時代じゃない」としてもそういうわけにはいかない。

人は本来優しいものなんだ。

だから、悩みもするし、傷つきもする。

「自分らしさ」について、考え、苦しんだり。

だけど、君となら共に悩んで乗り越えていける。

そのような意味ではないでしょうか。

愛情ってゆう形のないもの
伝えるのはいつも困難だね
だから darlin この「名もなき詩」を
いつまでも君に捧ぐ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57552

というように、愛についていろいろ言いたいのだけれど、直接言うのは難しい。

だからこの歌に愛のメッセージを込めて、君にを捧げるよ。

と、締められています。

以上、わたしなりの解釈でした。

ちなみにPVは存在しないそうですが、公式でライブバージョンがアップされています。

2007年の映像ですが、ぜひ一度ご覧ください。

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