21世紀を代表する歌姫DAOKOの第1期が完結!
かつてはニコラップ・シンガーとして一部のコアなファンを喜ばせていたDAOKO(ダヲコ)。
しかし映画「渇き。」で使用されたDAOKOの「Fog」はより多くの聴衆の耳を奪います。
そして2015年に1stアルバム「DAOKO」で衝撃のデビュー。
その後のDAOKOの躍進は目を見張るスピードで加速して行きます。
いつしかDAOKOは日本を代表する歌姫に登り詰めていました。
そして2017年に自身の集大成ともいえる「THANK YOU BLUE」をリリースしたのです。
私は1年ごとに更新されていく
メジャー進出以降DAOKOは様々なアーティストとのコラボを展開します。
かねてから敬愛してした女王蜂との「金星 feat.DAOKO」。
エヴァンゲリオンのCG制作を手掛けるスタジオカラーとのコラボ作品「GIRL」。
HMV&BOOKS TOKYOでの「DAOKO書房」~「DAOKO LOVERS」の展開。
極めつけはグラミー賞を受賞したばかりのBECKとのコラボ「UP ALL NIGHT」のリリース。
DAOKOは様々な経験を積むことで「1年ごとに更新される」と語ります。
『THANK YOU BLUE』全曲解説
「THANK YOU BLUE」には2017年のDAOKOの全てが凝縮されています。
収録曲を1曲ずつ解説しながら一緒にDAOKOの世界観を旅して行きましょう。
『打上花火』
「THANK YOU BLUE」は1曲目の「打上花火」で幕を開けます。
DAOKO史上もっともヒットした曲です。
DAOKOは元々ニコニコ動画出身のアーティストです。
当然米津玄師が「ハチ」名義でニコ動にボーカロイド曲を投稿していた時代からのファンでした。
米津玄師は「自分の声が嫌い」と言い「彼女の歌声が理想」と語ります。
そして二人とも生粋の原作ファンでもありました。
楽曲制作は困難を極めたそうですが見事な邂逅を果たした瞬間でもありました。
そして同時に日本に新たな定番のナツ歌が生まれた瞬間でもあるのです。