中谷美紀【クロニック・ラヴ】

7thシングル曲としてリリース

中谷美紀【クロニック・ラヴ】歌詞を和訳して解釈!僕と君は距離が離れている?「ケイゾク」との関係は?の画像

整った顔立ちと凛とした立ち振舞い…女性の誰もが憧れる女優、中谷美紀

みなさんは、彼女が歌手としても活動していたことをご存知ですか?

実は女優としてデビューする前、彼女はアイドルとして芸能活動をスタートさせていたのです。

女優になってから一度は辞めたものの音楽活動を再開し、今まで10曲のシングルをリリースしています。

そんな彼女の7thシングル【クロニック・ラヴ】歌詞をご紹介します。

原作となった楽曲の存在

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今回ご紹介する、中谷美紀【クロニック・ラヴ】にはその元になった楽曲が二つ存在します。

坂本龍一の【Ballet Mécanique】と、岡田有希子の【WONDER TRIP LOVER】です。

三つの楽曲についてWikipediaで以下のように記載されています。

これら3曲はそれぞれ作詞者(WONDER TRIP LOVER:EPO、Ballet Méchanique:矢野顕子・ピーター・バラカン)も編曲(WONDER TRIP LOVER:かしぶち哲郎)も違っており、「クロニック・ラヴ」では新たに中谷自身が作詞を担当し、出だしおよびサビ部分が日本語、Aメロ・Bメロ部分が英語で書かれ、坂本がアレンジし直したもの。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/クロニック・ラヴ

このように、これらの楽曲は三者三様ですが、全てラブソングとなっています。

坂本龍一の楽曲は恋する男性の気持ちを描いた作品、岡田有希子の楽曲は失恋ソング

そして、中谷美紀の楽曲はどのような恋を描いた作品なのでしょうか?

後ほど歌詞で確認してみてください。

テレビドラマ【ケイゾク】の主題歌

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1999年にTBSで放送された、中谷美紀主演のテレビドラマ『ケイゾク』

主題歌として起用されたのが今回ご紹介する【クロニック・ラヴ】です。

『ケイゾク』のあらすじは以下のように記載されています。

“ケイゾク”と呼ばれる、迷宮入りした事件を担当する警視庁捜査一課弐係(架空の部署)に配属された、東大卒のキャリア警察官僚・柴田純と、元公安の叩き上げ刑事・真山徹が難事件を解決していくミステリードラマ。シリーズ前半は持ち込まれる事件を解決する刑事物として、小ネタを散りばめたコメディー要素の強い一話完結のスタイルを採りつつ、シリーズ後半に向けての伏線を少しずつ描いてゆく。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ケイゾク

ドラマは2000年に映画化され、テレビドラマ主題歌リミックスバージョンが使われています。

当時としては珍しい、ミステリアスで少し不気味な刑事ドラマ

刑事ドラマなのにコメディ要素もホラー要素も入っている斬新さに惹かれた人は多いのでしょう。

そんな『ケイゾク』の雰囲気と、機械音のような【クロニック・ラヴ】が非常にマッチしているのです。

波が流れるような落ち着いたメロディーなのですが、ゾッと身の毛がよだつ…。

ドラマと同様に、一度聴いたらクセになってしまう楽曲なのです。

なお、2010年に放送されたドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』

こちらは『ケイゾク』の続編として制作されたドラマとなっています。

遠距離恋愛を描いた楽曲

この恋を乗り越えるまで

涙の味もこの胸に馴染んで
いつしか穏やかな波がさらうよ
乾いた風を素肌に受けながら
口笛吹く君はあの空の色

出典: クロニック・ラヴ/作詞:中谷美紀 作曲:坂本龍一

それでは早速、歌詞を解説していきます。

後ほどの歌詞で明らかになるのですが、この作品は遠距離恋愛を描いた楽曲です。

主人公の女性は恋人と触れ合うことも叶わない恋に苦しめられています。

最初の歌詞から伝わってくるのは、そんな恋に別れを告げようという決心。

今は辛く悲しくても、いつかはそれを乗り越えることができるだろう…。

そう思いながらも空を見て、よく口笛を吹いていた陽気な彼を思い出しているのです。

恋人との時間