国民的人気デュオ「コブクロ」とは
1998年、会社勤めをしながら路上ライブをしていた小渕健太郎と、ストリートミュージシャンをしていた黒田俊介が堺市の堺東銀座通り商店街で出会いました。
それが「コブクロ」のスタートだったのです。
1999年から2000年まではインディーズでCD3枚をリリース。2001年「YELL〜エール〜/Bell」で念願のメジャーデビューを果たしました。
以降「桜」(2005)、「蕾(つぼみ)」(2007)をはじめとする数々の名曲を生み出しています。
2011年8月末から半年間、メンバーそれぞれの体調管理のため休業しましたが翌2012年4月に活動再開しました。日本を代表する人気デュオとして、今もなお多くのファンを魅了し続けています。
2017年5月、28thシングル「心」をリリース
2017年5月24日リリースされたコブクロ28枚目シングル「心」(作詞・作曲:小渕健太郎)は、福士蒼太×工藤阿須加主演映画『今からちょっと仕事やめてくる』主題歌に起用されました。
発売初週で36,904枚を売り上げ、6月5日付けオリコン週間シングルランキングで2位にランクイン。これによりコブクロは19作連続、14年連続オリコンシングルトップ10にランクインを達成しました。
コブクロ New Single 2017.05.24 Release
累計70万部突破大ベストセラー小説の実写映画化
2017年5月27日公開された映画『今からちょっと仕事やめてくる』は、福士蒼太×工藤阿須加のW主演。累計70万部突破した北川恵海著同名小説が実写映画化されました。
ブラック企業に勤め心身ともに疲弊した主人公・青山隆(工藤阿須加)。
上司のパワハラに耐えかね、衝動的に駅のホームから飛び降り自殺を図ろうとしたその瞬間、一人の男に救われました。
男はヤマモト(福士蒼太)と名乗り、隆と小学校の同級生だったと言います。
隆はヤマモトのことを覚えていなかったのですが、それを機に2人は親しくなりヤマモトの影響で隆の心が少しずつ成長していく、という物語です。
「心」歌詞から紐解く本当の意味とは
この歌詞から曲の真意を紐解いてみましょう。
『今からちょっと仕事やめてくる』の主題歌「心」は、主人公・隆の心の叫びであり、と同時にもう一人の主役・ヤマモトが隆へ送ったエールでもあります。
「心」に込められた本当の意味に気づいたとき、あなたはもう一度、感動の涙を流すことでしょう。
人の心の弱さを詠う
君は僕の心 生まれた時から共に生きてる
僕の方が弱いから 君のせいにばかりしてきたけど
君を守れるのは 僕しかいないのに
そこから動けない君を置いて 僕はドアを締めた
出典: 心/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
人の優しさ、そして心の弱さが聴く者の心に痛いほど突き刺さる歌詞です。君を守りたいのに弱い自分がいる、君を守りたいのに心の扉を閉めてしまう自分がいる…そんな人間の「業」が描かれています。
人の心の強さを詠う
心は全てを知っている そばに居ると苦しくて
いっそ逃げるように 閉じこもってたのは僕だった
不意にこぼれた涙が 連れだしてくれた
出典: 心/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
人は自分の心の弱さを知ったとき、はじめて勇気が湧き、もう一歩踏み出すことができるのです。
強がって心に鎧を纏っていては本当の自分の姿に気づくことができません。時に人は涙を流すことで強くなれる…そうコブクロは詠っています。
コブクロの「心」に、励まされ元気づけられた人はたくさんいるんのではないでしょうか。