MV「ギラメタスでんぱスターズ」は、 なんとコレ、CGじゃない!?
こだわりが見えるMV撮影
でんぱ組.incのメンバーがカセットのスイッチを押すところから始まるMVの映像は、実際にモンゴルで撮影されたもの。
なんと高度3万1千メートルの成層圏までバルーンを飛ばしたというからスゴイですね。
世界初!?とも言われるこの恐るべき撮影!
この挑戦は、スペースエンターテインメントラボラトリー、Kikyu.org、千葉工業大学、山梨大学、モンゴル高専の全面協力のもと実施されたそうです!
宇宙を飛んでいるかのような臨場感。
この撮影は、実際えらく骨が折れたはず!
新体制のでんぱ組.incの「萌えキュンソングを宇宙へ届ける!!」という決意のあらわれか?その気合いが十分に伝わってきます。
宇宙を飛んでいるかのような臨場感と合わせて、注目すべきは映像の両サイドのテロップ。
左には飛行距離。右には歌詞。この文字がビジュアルとしてもセンスを感じさせます。
作詞&作曲はなんとあの方々!
いずれも天はニ物どころか何物与えるのか?と思ってしまう才能の持ち主。
まるで宇宙語を日本語に翻訳したような 斬新な歌詞!!
この歌詞は、ヒャダインさんが新体制7人のメンバーに「どんな歌詞がいい?」とインタビューをして書いたそう。
メンバーの気持ちが反映された深すぎる内容ですね。
なおかつ、ヒャダインさんの頭の中はいったいどうなっているのか!?と思うほど、発想が豊かにほとばしる・・
今回はできるだけ深く解読するべくその意味を詳しく掘り下げていきたいと思います。
コンセプトは宇宙。 「ギラメタス」って何?
そもそも曲名の「ギラメタス」って何?それがわからん!と思った方、いらっしゃいませんか?
グーグルで調べても出てきませんねー。ということは、やっぱり造語ですよね。
どうやら「でんぱスターズ」というのは超新星らしく、「ギラメタス」はその名前であるらしい。
なぜ「ギラメタス」と名づけられたのか、それがわかったのは、この歌詞をなんとか最後まで解読した後でした。
めちゃめちゃポップな歌詞なのに、難しい四字熟語が出てきたり、ボクシングの用語が出てきたり・・・
難解な部分もあるのですが、いやいや、この歌詞の深さを思うと、読み解く価値は大ありだと思います!
良かったら最後までお付き合いください。
宇宙のイメージが湧いてくる言葉のチョイス。
では、ここからは、歌詞をピックアップして、その魅力を探っていきたいと思います!
(うっ!)イスカンダルからイーハトーブ、デススター
(うっ!)おいでませませ ギャラクシーショー
出典: ギラメタスでんぱスターズ/作詞:前山田健一 作曲:浅野尚志
歌詞全体が宇宙をモチーフにしていますが、この3つの世界の組み合わせがすごい・・・
イスカンダルはアニメ「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する架空の惑星。
イーハトーブは宮沢賢治の造語で、賢治の心の世界にある理想郷。
デススターは、映画「スターウォーズ」に登場する架空の宇宙要塞ですよね。
「ギャラクシー」は言葉の意味としては、銀河系。
星の数は無数にあるけど、「おいでませませ」されるなら、確かにこの3つだけでもワクワクが止まらない。
言葉というか素材の選び方が天才か・・
うっ!ビッグバンどっかんして トゥインクル×2してまっさ
(でんぱスターズ!)砕けて固まって超新星
(でんぱスターズ!)肉眼的には見えないかもしんないけど
(でんぱスターズ!)どっこいキラッキラだ
出典: ギラメタスでんぱスターズ/作詞:前山田健一 作曲:浅野尚志
おお!宇宙がビックバン(大爆発)したのは150億年ほど前でしょうか。
粉々に飛び散ったものからいろいろな星ができ、「でんぱスターズ」という超新星が生まれたことが、この箇所でわかりますね。
それにしても長い長い歴史を、この短いフレーズで表現できてしまうとは、すごいです!