映画『青天の霹靂』主題歌
アルバム「REFLECTION」に収録
Mr.Childrenの『放たれる』は、映画『青天の霹靂(へきれき)』の主題歌です。
『青天の霹靂』の原作は「劇団ひとり」さん。
お笑い芸人として活躍している彼ですが、小説、映画など、マルチな才能を発揮しています。
映画版『青天の霹靂』でもメガホンをとっているのも「劇団ひとり」さんですね。
『放たれる』が『青天の霹靂』の主題歌になった経緯
まさに「青天の霹靂」!!
劇団ひとりがMr.Childrenのファンであったことから、ダメ元でオファーをしたところ、本作に共感したMr.Children側が主題歌起用を快諾した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/青天の霹靂_(小説)
『放たれる』はこの映画のために、Mr.Childrenの桜井和寿さんが書き下ろした楽曲です。
ではなぜこの曲が書き下ろされたのでしょうか?
なんでも、『青天の霹靂』の監督である「劇団ひとり」さんが大のMr.Childrenファンらしいのです。
そして、ダメもとで自分の映画の主題歌を担当してほしいとMr.Childrenに頼みました。
そうすると、本作に感動したMr.Children側が快く引き受けてくれた、ということです。
「劇団ひとり」さんは40代前半。
まさに「ミスチル世代」ですね。
おそらく彼は若い頃からずっとMr.Childrenのファンなのでしょう。
『放たれる』を聞いてみよう
いつもの「ミスチル」節は健在♪
冒頭に入っているのは、ボーカルの桜井さんとピアノの伴奏のみ。
オルゴールの音色を思わせるピアノが軽やかですね。
桜井さんのボーカルも聞きごたえタップリです。
一音一音噛みしめて歌っているのがよく聞き取れます。
Aメロ2回目からはシンセサイザーとコーラスが入っています。
サビで一気に盛り上がるのではなく、徐々に音を足していって盛り上がる楽曲構成になっていますね。
曲のテンポはスローですが、バラードではないと思います。
まさに「ミスチル節」としか形容できないような、独自のサウンドになっていますね。
『放たれる』歌詞紹介&解説
Aメロ
閉じ込められてた気持ちが
今静かに放たれていく
重たく冷たい扉を開けて
微かな光を感じる
出典: 放たれる/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
「閉じ込められていた気持ち」というのはどういう意味なのでしょうか?
主人公が自身の心に抑制をかけたか。
それとも周りからの冷たい視線を感じそれが抑圧となったのか。
そういう気分になると人は塞ぎ込みがちになりますよね...。
一度、気持ちに抑制をかけたり、気持ちが抑圧されると、なかなか改善しません。
長きに渡ってその気持ちのまま生きていくことを強いられます。
主人公の頑なな気持ちが、重い扉を開くかのようにゆっくりと開いていきます。
なにかきっかけがあったのでしょうか?
まだ主人公の置かれた環境や性格は分かりません。
歌詞を読んでリスナーが想像するしかないですね。