日向坂46・3枚目のシングル表題曲
「こんなに好きになっちゃっていいの?」は日向坂46の3枚目のシングル表題曲。
前作、前々作ではアイドルらしさ全開のポップでキュートな彼女たちを見せてくれました。
しかし、それだけではないのが日向坂46。
「こんなに好きになっちゃっていいの?」では以前までとは違う、どういった表情を見せてくれるのでしょうか。
センターは小坂菜緒
この表題曲でセンターを務めるのは、前作に引き続き2期生の小坂菜緒さん。
デビューから3作連続でセンターを務めることになります。
日向坂46のセンターとして、堂々と貫禄ある姿に注目です。
また、3作連続で1期生の加藤史帆さん、齊藤京子さんがフロントの脇を固めます。
しっとりした恋の歌
「キュン」「ドレミソラシド」でアイドルらしい可愛い曲を歌ってきた日向坂46。
しかし今作ではがらっと方向性を変え、切ないラブソングをしっとりと歌っています。
オーケストラのサウンドにしっとりとしたメロディが乗り、今までとは違う表情の彼女たち。
MVでも笑顔はなく、アンニュイな表情でこの曲を見事に表現しました。
今までとは歌詞の表現が違う?
この曲では主人公(語り手)の一人称が「私」、二人称が「あなた」であることに注目。
これは、総合プロデューサーであり作詞者の秋元康さんの歌詞では珍しいことなんです。
一般的には若い世代をターゲットとしているアイドル曲では「僕」「君」が一般的。
一人称、二人称をあえて変えることで少し大人な恋愛のテイストになっているのです。
無意識のうちにあなたを想ってしまう
こんなに…ねえこんなに好きになっちゃっていいの?
ふと気づくと一日中 あなたを想ってる
頬にはらはらと 涙が溢れるのはなぜでしょう?
恋するって切ない
出典: こんなに好きになっちゃっていいの?/作詞:秋元康 作曲:前迫潤哉・7th Avenue
しっとりとしたイントロのピアノ、オーケストラの演奏からサビで始まるこの曲。
「ふと気づくと無意識のうちにあなたのことを考えていた」
と、主人公の恋心を切なく歌っています。
タイトルのフレーズがいきなり使われていますが、注目してほしいのは「ねえ」という言葉。
「私」が「あなた」に対して語り掛けるような印象になりますよね。
この言葉があることで、主人公の心の揺れ動きやどうしようもなさが強調されています。