日向坂46【君しか勝たん】
楽曲概要
日向坂46の【君しか勝たん】は2021年5月26日にリリースされた楽曲です。
日向坂46にとって5枚目のシングルで、発売形態はなんと5種類になっています。
初回仕様限定盤がTYPE-AからDまでの4種類と通常盤の発売です。
日向坂46の楽曲といえば「片思いの僕」が主人公の歌詞が多いことが特徴でした。
しかし今回の【君しか勝たん】の主人公は「恋の経験者」です。
それもなかなか恋多き者のように窺えます。
どうやら何度も女の子を泣かせているような強者の予感がします。
そんな「僕」を夢中にさせる彼女とは一体…?!
歌詞を深読みして真意を探っていきましょう。
MVについて
【君しか勝たん】のセンターを務めたのは加藤史帆さん。
雑誌「CamCam」の専属モデルを務めているなど多方面で活躍する注目メンバーの1人です。
MVは監督を田向潤さん、振り付けをCRE8BOYさんが担当しました。
メンバーの笑顔が絶えない、女子が観ても「可愛い」とハマるMVです。
ダンスの息がピッタリで、自然と目が離せなくなる作品になっています。
生粋のモテ男
恋の上級者?!
(My love)
初恋から 何回恋をして来ただろう
(Memories)
終わるたびに僕は大人になった
出典: 君しか勝たん/作詞:秋元康 作曲:デレク・ターナー
【君しか勝たん】の主人公「僕」は恋多き男性だということが分かります。
2行目は歳を重ねたことを意味しているのではありません。
1つ1つの恋から失敗や後悔など様々な経験をして次に活かす。
そうやって恋の知識と経験値を積み重ねていっていることを表しているのでしょう。
このことから「僕」は恋多き恋愛上級者のように読み取れます。
女の子に困らない?
(My heart)
どの恋の思い出も大切だけど
(Grow up)
輝いた日々を振り返るなんてしない
出典: 君しか勝たん/作詞:秋元康 作曲:デレク・ターナー
「僕」は恋に関してなかなか自信家なようです。
キザな台詞を恥ずかしげもなく言えるタイプのように窺えます。
「どの恋も1つ1つ大切だよ」だなんて思ってもなかなか口にはしません。
ましてその恋を“輝いた日々”と言えてしまいます。
まるで乙女ゲームに出てくる男性キャラクターのようにみえてきます。
どうやら「僕」は“去る者追わず”のタイプのようです。
恋が終われば未練を残さずに、すぐに友達へと戻れるのでしょう。
もし相手女性が引きずってしまっていたら、すぐに切り替えられてしまうのは寂しいこと。
キザで罪な男要素が詰まった男性のように読み取れます。
モテることを自覚している
いつでも僕の前に未来があったし
誰かが待っていた
出典: 君しか勝たん/作詞:秋元康 作曲:デレク・ターナー
1つの恋が終わってもまたすぐ次の恋を始められると思っているのでしょう。
常に「僕」の前には“順番待ち”をしている女の子がいるようです。
「僕」は“選べる立場”にいる、つまりモテていることを自覚しています。
モテる男性の中には「いやいや僕なんて」と謙遜する人もいるでしょう。
モテているということを自覚していない人も中にはいるかもしれません。
しかし「僕」の場合はモテていることを前面に出しているように読み取れます。
モテるということはきっとお話が上手でノリが良くて優しいのでしょう。
でもちょっとだけナルシスト感が出過ぎてしまっているように窺えますね。