東京事変ラストシングル『空が鳴っている』
呼吸のおとだけがふたつ残っている
野放途きわまりない闇夜見上げれば
いまにもはじけ飛びそうに熟れた星
すべてを手に入れる瞬間をごらん!
・・・スローモーション・・・
出典: 空が鳴っている/作詞:椎名林檎 作曲:亀田誠治
2人が幸福を目指して全力疾走。 高揚する気持ち、興奮。 心の高鳴りが抑えきれず、ワクワクする最高の気分。 それがいつまでも続いて欲しいという願い。 スローモーションのように長く味わいたい。 それがいつの間にか、1人になったことに気づく。
鼓動はあじ気なくひとつ響いている
無防備きわまりない君をまさぐれば
いまにもくだけ散りそうに枯れた瞳
すべてをものにした実感をごらん!
・・・ノンフィクション・・・
出典: http://petitlyrics.com/lyrics/142119
自分だけが気づかない間に、いつの間にか一人ぼっちになっていたら・・・ 全力疾走していた勢いはすぐには止められない。 すべてを注いで、全力で駆け抜けてきたからこそ、引くに引けない。 もう簡単には止められない。 だけど、もう止めて欲しい。 もう止まりたい。 前半と後半で180度状況が変わる心情のギャップの激しい状況が描かれています。 自分だけが、勝手に盛り上がっていた、自分しか、見えていなかった、 自分の高まる感情に夢中になるあまり、周りが見えなくなり、周りが離れていく そんな状況なのではないでしょうか。 非常に悲しい終わり方ですね。
この曲が東京事変のラストシングルという事実
そして、この曲こそが東京事変の
ラストシングルなんです。
2人とは複数で、東京事変のメンバー。
1人とは椎名林檎。
そうだとするなら、とても悲しい
解散なのかもしれませんね。
まとめ
難解な歌詞が多いバンド
いかがでしたか? 歌詞を一度見たり、聞いただけではよく理解できなかったり、難解にすら感じてしまう東京事変の歌詞。 ですが、そこには、1対1の人間関係だけではなく、社会全体に対する強い思いや感情がぎゅっと濃縮されているように感じます。 強いメッセージ性が含まれた東京事変の楽曲は、一過性のトレンドで消えてしまうような楽曲とは一線を画すものではないでしょうか? 解散後数年経過してなお、人気が衰えることがない東京事変。 やはり特別なバンドだと、改めて気付かされますね。
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