今年の夏もいつかは海に帰るから
また来年はきっと⼆⼈で来るから 君と
出典: 男⼥6⼈夏物語/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ
ここで再び「根拠のない自信」が生まれます。
すでに彼氏がいる「君」を奪い取ってやるという意気込みなのでしょうか?
しかしここまで見てきたように「自分」には「君」を振り向かせるほどの行動力も魅力もありません。
ここで「自分」なりの逃げ場を作っていることを匂わせるフレーズが出てきます。
この「海に帰る」という言葉は、「水に流す」という意味にも取れるでしょう。
つまり「彼氏がいてもいいから付き合ってほしい」というお願いといえるのではないでしょうか?
この瞬間、自分の描いた脚本通りではあるけれど、何か腑に落ちない「夏物語」が出来上がってしまいました。
全てを取り繕うように
さあ シケた⾯無しだね
夏という この太陽の真下で
また来年なんて 皆で騒いで
沸いてく ここは 夏の計らいで
照らす太陽 解放惑 倍増 毎度
最⾼ 皆 浴びてまいろう
潮⾵ 波⾳ 合わす重なる
それぞれが 夏と語る 輝く
出典: 男⼥6⼈夏物語/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ
「自分」の気持ちに納得しようと必死になっている心境が伝わってきます。
夏の楽しさをありったけ詰め込んで小学校の「夏休みの感想文」を書いている感覚なのかもしれません。
しかし実際には「なかったこと」を思い出として書いても他人の感想文と比べて虚しくなるだけです。
ただ物語の世界では「フィクション」もあるように、読了後の感想は人それぞれでしょう。
ここで最後のサビ(現実)に戻ったときに「うまくいったかどうか」は皆さんの解釈にお任せします。
最後に
「君」を見ていることに周りから気づかれないようにしながら、「自分」は目が合って少しだけ嬉しくなります。
そんな「君」を好きなのに気持ちを伝えられず、想像の中だけの2人を「自分」は楽しんでいるのでしょう。
2人きりでなくても「君」から誘ってもらえるだけで胸が高鳴ると言っています。
このジャケット写真の左側の「自分」のように、実は5人と縮まらない距離があるのかもしれません。
「今年の夏こそは何かあるかも?」と期待しながら、今年も夏の思い出を作りに海に繰り出すでしょう。
もう一つの夏物語
「また君に会える」
【また君に会える/ケツメイシ】歌詞の意味を解説!夏にだけ会える女神のような君…その状況を想像してみた - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
体を揺らしたくなるようなノリのいいナンバーが多く、俳優や著名人を起用しユーモアセンスに溢れたMVでおなじみの「ケツメイシ」。そんな「ケツメイシ」の15thシングル「また君に会える」をチョイス!”夏にしか会えない女神”の歌詞を掘り下げてみましょう♪
女神のような「君」に相応しい男になるために努力している姿が浮かぶのではないでしょうか?
本当の夏を待ち焦がれている人にピッタリなナンバーです!
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