楽曲「夏のどこかへ」

5thシングル『Summer Trap!!』収録

WANIMA【夏のどこかへ】歌詞の意味を考察!間違わず届けたい言葉って?自分らしく生きる意義とはの画像

WANIMA楽曲「夏のどこかへ」は5枚目のシングル『Summer Trap!!』の1曲目を飾る楽曲です。

2019年7月にリリースされました。

これぞまさに夏ソング!と言わんばかりの爽やかさで疾走感のあるメロディーが特徴になっています。

「夏のどこかへ」は聴いているだけで走り出したくなるような楽曲です。

爽やかなメロディーには明るい歌詞…と思いきや歌詞はそんなに飛び抜けて明るいわけではありません。

かといってどんより暗いわけでも無く、苦しい状況にいる人が光に向かって進み出す様子が描かれていました。

彼らのサウンドは弾けるロックナンバーでありながらも、伝えたいメッセージは裏表なくキッチリ伝えてくれます。

そんなWANIMA素直な表現力がこのサウンドと融合して「夏のどこかへ」が生まれたのでしょう。

三ツ矢サイダーCMソングに起用

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WANIMAの「夏のどこかへ」は広瀬すずさんが出演していた三ツ矢サイダーのCMソングに起用されました。

なのでこの楽曲をテレビなどで聴いたことがある方も多いと思います。

爽やかなイメージが強い三ツ矢サイダーのCMと「夏のどこかへ」のメロディーは世界観がピッタリでした。

夏の汗ばむ肌と炭酸の爽快感、CMの映像を見なくても自然と夏の風景が思い浮かぶような不思議な楽曲です。

「夏のどこかへ」の歌詞の意味を考察

迷いから抜け出したい自分

迷いを束ねて夏の幕開け
悲しみ脱ぎ捨て何度も誰よりも照らせ太陽
狙いを定めて夏のどこかへ
予報通り晴れたらいいのにな

出典: 夏のどこかへ/作詞:KENTA 作曲:KENTA

弾けるようなサウンドでありながらも歌詞の一発目は"迷い"という言葉から始まります。

今年も夏が始まろうとしているけれどどこかスッキリしない自分の気持ち…。

空がカラッと晴れていても心の中はモヤモヤとした梅雨のままなのかもしれません。

でもそんな気分も夏の力を借りて吹き飛ばしてしまおうと思っている様子が伝わってきます。

天気予報のように自分の心が晴れる日も誰かに教えてもらえればいいのに…なんて考えたりもするのです。

何故心が晴れないのかは自分自身が1番よくわかっているはず。

だったらそこから抜け出すのも自分次第なのです。

冬の間に着込んでいた苦悩の上着を衣替えとともに脱いでしまえば心も体もスッキリするでしょう。

序盤の歌詞ではまだ悩みからは解放されていないですが、ここから願いが行動に変わっていきます。

いろいろ努力はしてみたけれど

だけどまだ
思いを集めてあの日も朝まで
見えない明日を何度も今でも探すヒカリを
願いを叶えてもっとはみ出せ
期待外れだって戯けて笑ってた

出典: 夏のどこかへ/作詞:KENTA 作曲:KENTA

ここでは現在の迷いを抱える前の自分の様子が描かれていました。

自分の叶えたい夢に向かってがむしゃらに頑張っている姿やとにかく前に進んでいることが分かります。

それでもなかなか明るい場所にはたどり着くことができません。

道を間違えているかもしれないことを悩みながらも、とにかく進むことは辞めなかったのでしょう。

でも気づいたらもうどのくらい暗闇を彷徨っているのだろうか…とふと考えるのです。

もしかしたら最初からたどり着けないような人生だったんじゃないか?と不安にもなってしまいます。

それと同時に自分はこんなところで終わるはずはないという気持ちもまだ残っているのです。

仲間の力

oh~痛みを知らない
アイツに手を振って
oh~魔法が今解けてゆく
苦しみの中に迎えにいこう

出典: 夏のどこかへ/作詞:KENTA 作曲:KENTA

ここから少し光に近づいていきます。

迷いを抱えている自分を奮い立たせるには仲間の存在が必要不可欠です。

苦しみの波に溺れている自分に手を差し伸べて助けてくれる仲間。

逆にその仲間が苦しんでいるときは自分が手を差し伸べるのです。

そうやってお互い助け合い、励まし合いながら色んなことを乗り越えていくのでしょう。

"魔法"というのは自分の頭の中にあったネガティブな妄想のことなのかもしれません。

目が覚めて現実に目を向けることが出来たのもやはり仲間の力があってこそなのだと思います。