当時の彼らの思い、、とても前向きな歌詞
メッセージ性の強い歌詞
この曲の歌詞は名曲に相応しく心に突き刺さるようなとても前向きでメッセージ性の強い歌詞が多く感じられます。 特に彼らの思いが色濃く現れているような気がしました。 そして前回わたしが執筆した記事の中に未完成交響曲の歌詞について書いたものがあります。自分自身を自分の歌で奮い立たせているという歌詞を見た後だと、より彼らの思いがこの曲の歌詞に込められていることがわかります。
ONE OK ROCK「未完成交響曲」勇気をもらえる歌詞の意味に迫る - otokake(オトカケ)
2010年6月に発売されたアルバム「Nicheシンドローム」に収録されている、「未完成交響曲」。 未完成さ そう僕らは というフレーズが入ったこの歌詞をみていると 自分自身が未完成であることを誇らしく思えるような前向きな歌詞が多くみられます。 聞いたらきっと前向きな気持ちになれるこの曲の歌詞に迫ります!
歌詞解釈
さっそく紐解いて行きましょう!
Can't take a time
(時間はないのに)
What are you waiting for
(君は何を待っているの)
大事なコト忘れてないかい?
何かのせいにして逃げてはいないかい?
僕らがそう感じれる
喜びや悲しみは日々生きるためのスパイス
出典: キミシダイ列車/作詞:Taka 作曲:ONE OK ROCK
とても共感できる歌詞だと思います。 大事なことを忘れて、違うことのせいにして逃げてはいないか、時間はないのに何をしているの?と問いかけれているようです。
でもそう考えられること自体は生きていく上で大切なことで、だからこそ成長できるスパイスになるのでしょう。 今という一瞬一瞬の時間の大切さを教えてくれるようです。
Yes, try to try, keep moving on
(挑戦し続け、進み続けるんだ)
そうでもしなきゃ
Can't see the light
(光をみることはできない)
元も子もなくなって
本当にただ痛い目見るだけ
出典: キミシダイ列車/作詞:Taka 作曲:ONE OK ROCK
もうだめだと諦めそうになった時、とても心に突き刺さる歌詞です。 諦めたらそこで終わりだとよく言いますが、確かにそうだと感じさせられました。
諦めなければ光が見えるかもしれない。 諦めたらそれまでの過程は無駄に、元も子もなくなってしまいます。
結果がどうであれ、挑戦し続け、進み続けることが必要だと伝えているのではないでしょうか。 とても勇気付けられる歌詞です。
We take it back
(僕たちは取り戻しに行こう)
過去の自分が今僕の土台となる
Wow
So 現実逃避を繰り返す
It's a wasting time for your blaming yourself
(自分自身を責めるのは時間の無駄)
Are you ready now?
(準備はできているか?)
We are ready now for tonight
(僕らは今夜のための準備はもうできている)
出典: キミシダイ列車/作詞:Taka 作曲:ONE OK ROCK
とても前向きな歌詞です。 過去のことを悔やんだりするのはもうやめて前へ進もう。過去が今の自分につながっているんだと前向きな気持ちになれる歌詞だと思います。 この曲の題名「キミシダイ列車」の意味が一番くみとれる部分だと思います。列車という部分に前へ進んでいくという意味が込められ、 また、列車にすることで今までとまってきた駅は過去の自分を表していて、それを経て前へ進む列車がどうなるのかは自分次第=キミシダイ列車という意味なのではないでしょうか。
そしてその列車、自分が前へ進む準備はできているか?さあ進もうと背中を押されます。 また、詳しくは後述しますが、実はこの曲の原曲と言われる曲が存在し、題名は募集される予定でした。 しかしその年2009年にメンバーの1人が不祥事を起こし募集されることなく彼らは活動休止をしてしまいます。 そして再始動し新たなスタートを切った彼らの思いが、準備はできてるか?僕らはできているという出発を感じさせるこの歌詞に込められているように感じました。
Don't you take your times to blame yourself?
(まだ自分のことを責めているの?)
Times you're taking back are
(時間を君が取り戻しにいくように)
Times I'm taking back
(時間を僕も取り戻しにいく)
I can do anything 24 hours a day
(僕は24時間、一日中何でもできる)
出典: キミシダイ列車/作詞:Taka 作曲:ONE OK ROCK
前の歌詞と同じようですが、 もう前に進んでいる人からまだ自分を責めていて、それに時間を使ってしまっている人へのメッセージのようになっています。 まるで脱退してしまったメンバーに向けられているようにも感じられます。 だからもう前へ進むというとても力強くて前向きな歌詞です。 まだ立ち止まっている自分がまるで置いていかれるようなそんな気持ちになりそうです。 そして新しいスタートを切ってもういくよと強い決意が感じられます。
こんりんざい僕は言わせぬから
「過去がこうだ!だから未来もこうさ!!」
もうくだらん これだから嫌になる
「もういいや このまま死んだって」
・・・って思うほどバカに生きてるから
ホラ気付けば また今日も歌ってる!!
出典: キミシダイ列車/作詞:Taka 作曲:ONE OK ROCK
キミシダイというフレーズの意味が色濃く現れている部分だと思います。 そして今日も歌っているという部分にワンオク、Taka自身の思いが強く表れています。 後ろばかり見ているのはもうやめよう。 死ぬ気で生きているんだから未来は過去に決められず、自分次第で決まって、変わっていくものだということなのではないでしょうか。 Taka自身も過去に悩まされた時があったのでしょうか。 でもそう言い切れることで前の歌詞にあったようにその過去が土台となるのであって、過去で未来が決まるわけではないんだと、何かふっきれたようなTakaの前向きな思いが強く感じられます。
幻の原曲?
この曲、実は幻の曲と呼ばれている、原曲が存在します。 歌詞は違いますがメロディーがとても似ているらしいです。 2008年11月に発表された3rdアルバム、「感情エフェクト」。そのツアーが2009年に行われ、その中のzepp Tokyo公演で枚数限定で配布されたタイトル未定の曲がありました。
聞いてもらい、タイトルを募集する予定でしたがその後メンバーの不祥事が発覚し、そのメンバーが脱退、約半年の活動休止となってしまったため、タイトル未定のまま「」という幻の曲となってしまいました。 そしてその後その曲のメロディーや歌詞は少し違うものの、アルバム収録曲として出てきたのがこの曲、「キミシダイ列車」なのです。 枚数限定、未発売の曲ということで本当に幻の曲となっていて聞くことは難しいですが、もしかしたら探せば音源が見つかるかもしれませんね。 メンバーの脱退後に歌詞が変えられて発表されたということからもTakaの元メンバーやONE OK ROCKというバンドへの思いが込められた歌詞だと思います。