『BUTTERFLY EFFECT』の意味は?
『BUTTERFLY EFFECT』は、「バタフライ効果」という力学や歴史学、気象学など幅広い分野で使われる概念。
「1羽の蝶の羽ばたきが遠く離れた場所で嵐を巻き起こす」という意味です。
この言葉を選んだ理由
1999年のメジャーデビューから、常に日本の音楽シーンのど真ん中にいるポルノグラフィティ。
生まれる前からポルノグラフィティ聴いていた人がバンドをやってる時代になりました。
フェスに参加すると、ポルノグラフィティに影響を受けて音楽を知った人に数多く出会います。
自分たちが音楽を続けることで、人々や世界になんらかの影響を与えていると気がついたポルノグラフィティ。
新しいアルバムにこのタイトルを選んだそうです。
アニメ主題歌から開幕!
楽曲を発表するたびに社会に大きな影響を与えてきたポルノグラフィティ。
今回はいつにもまして深い歌詞が多いです。
ここでは、筆者の自由気ままな発想で全14曲を収録順に独自解説していきます!
アルバムの収録順には意味があります。
好きな曲、興味のある曲だけではなく、ぜひアルバムを通してお聴きください。
『THE DAY』
決して明けない夜も 降り続けてやまない雨も
このろくでもない世界にはあるんだよ
出典: THE DAY/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一
ジャンプ連載漫画『僕のヒーローアカデミア』通称「ヒロアカ」第1話から第13話までのOP主題歌です。
『僕のヒーローアカデミア』は、超常能力のない「無個性」の主人公緑谷出久(デク)の成長物語です。
疾走感のある曲はアルバムのトップにふさわしいと言えるでしょう。
岡野昭仁の高音が聴きどころです。
作品世界を表現した歌詞は、原作ファン、アニメファンからも支持されています。
綺麗事だけではない、決して希望を失わない世界を感じさせますね。
『Working men blues』
Working men blues 連なってゆけ たとえ小さな歯車でも
噛み合ってゆけ 微力たちよ 硬直したこの時代に
お前がやらなきゃ誰がやる? Working men blues
出典: Working men blues/作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭二
東京新橋でのゲリラライブで注目を集めた『Working men blues』。
アルバムのちょい出し曲として、ポルノグラフィティ配信番組「しまなみテレビ」でかけられました。
働く人たちを鼓舞し、寄り添う歌詞はポルノグラフィティらしい楽曲と言えるのではないでしょうか。
PVではまさかのあの人が登場!こちらも必見です。
『君の愛読書がケルアックだった件』
僕の本棚にケルアックが増えた
胸がちょっと高鳴る
出典: 君の愛読書がケルアックだった件/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一
架空の映画のタイアップ楽曲という設定で書かれた『君の愛読書がケルアックだった件』。
タイトルが文章になっているのがかっこいい!
曲調はあくまで爽やか。
「ケルアックって誰?」と思った人も多かったのでは。
ジャック・ケルアックはアメリカの小説家で詩人です。
ベトナム戦争当時のアメリカのカウンターカルチャーの中心的人物。
ボブ・ディランやドアーズなど多くのミュージシャンに影響を与えています。
彼女が読んでいるのはその「ケルアック」。
彼女と同じ本を買って本棚に…。
胸キュン青春片思い物語に思えますが、親しくない男性の本棚に自分の愛読書があるなんて怖い。
聴く人次第です。